いじめをなくすためには、学校を楽しくすべきだ [教育]
【PJ 2007年04月23日】-最近マスコミは、学校のいじめ問題を取り上げなくなったが、子供の間では、まだいじめが続いているはずだ。
いじめと言っても、嫌がらせから暴行恐喝まで幅があるが、マスコミは真剣みがないので、いじめの程度を区別しない。
また、教師ばかり批判して、いじめる子供の責任を追及しないのもおかしい。「教師はどうして、いじめを見抜けなかったのか。どうして子供を守れなかったのか。」と、教師は執拗に追及するが、いじめる子供を非難することは、まずない。
いじめの根本問題は、いじめる子供のはずだ。いじめる子は何か悩みを抱えていて、苛々し、誰かを攻撃しないと、気が済まないのだろう。その子自身が、兄弟や親に暴力を加えられているのかも知れない。いじめっ子の不満を解消することが重要なのだが、報道にそのような視点はない。
いじめる子の不満を解決してやらない限り、教師が、今いじめられている子供を守っても、他の子をいじめるだけで、問題はいつまでも続くだろう。いじめっ子が、誰もいじめることができなくなったら、物を壊したり、事件を起こしたりするだろう。
道徳教育の充実を訴える人達もいるが、それは逆効果かも知れない。道徳をしっかり教えてないことも、いじめの一因だろうから、長期的には必要だが、短期的には逆効果だと思う。苛々していて、正常な精神状態でない子供に、「こうすべきだ。ああしては行けない。」と、道徳を教えたら、もっと苛々するだろう。
マスコミには、いじめを解決した例が出ないのも、おかしい。いじめに対処できなくて、自殺者を出す学校もあるが、日本には、いじめ問題をうまく解決した教師も、いるはずだ。それなのに、うまく行った事例は全く取り上げず、失敗した例ばかり言う。明らかに偏向している。いじめを利用して、教師を叩いているのだ。
いじめをうまく解決した事例をテレビなどでやれば、いじめ問題に取り組んでいる教師の参考になって、解決が早まるだろう。マスコミは、成功例を取り上げるべきだ。
そもそも、学校が明るくて楽しければ、いじめは殆ど起きないだろう。楽しいことがないから、荒っぽい子供は友達をいじめて、憂さ晴らしをするに違いない。明るくて楽しい学校にすれば、いじめは起こらないはずだ。楽しい学校を造ることが、究極の目標だ。【了】
ライブドアのサイトで読むのなら、http://news.livedoor.com/article/detail/3131347/ で。
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