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政治の行方 [政局]

 月刊誌の『正論』に8月14日に投稿した文章。載らなかったようです。

 【2007年8月14日】-参議院選挙で大敗したのに、安倍首相は辞任しない。衆議院では与党が3分の2以上を占めているが、参院では民主党が過半数を取ったので、与党は野党に妥協しないと法案は成立しなくなった。厳しい状況なのに、首相は辞任せず、内閣改造も8月27日まで行わないという。こんなことをしていると、自民党は政権を失わないか。
 民主党の小沢代表は、内閣総退陣と衆院解散を求め、政権を取ろうとしている。参議院に法案を提出させて可決し、それを衆議院に送り、政権を揺さぶる戦略を明らかにした。民主党の議員の中には、国政調査権を使って、政府を追い詰めたいと明言する者もいる。また、衆院で可決した法案を採決しないで、店ざらしにする策も取れるようだ。こうやって民主党の攻勢が続いたら、安倍政権は内閣総辞職に追い込まれるだろう。

 そうなった時、与党は議席を減らすに違いない。問題は、どれほど減らすかだ。与党が過半数を確保すれば、今まで通り自民党と公明党が政権を担う。民主党が半数近くを取れば、他の党と連立して、政権を取るだろう。民主党が過半数を上回れば、単独で政権を担う。
 今の日本は、自民党を中心にした政権が続くのか、民主党が政権を取るかの瀬戸際なのだが、その緊迫感がメディアにも国民にもない。民主党は旧社会党の議員が中心だから、左翼政策を実行するはずだ。改憲の流れを止め、中韓に謝罪するだろう。そうなってもいいのか。安倍首相など自民党の幹部には、民主党に政権を渡さないための方策を考えてほしい。


タグ:安倍
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