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米軍不祥事の対策は、日本もアメリカも的外れ [米軍基地]

【ツカサネット新聞3月2日】-2月7日、沖縄でまた痛ましい事件が起きた。米軍海兵隊員のタイロン・ハドナット容疑者(38歳)が、中学3年の女子生徒を暴行した事件だ。

  このニュースを聞いた時、私は「またこんなことが起きたのか。米軍はいつになったら、行いを正せるのか。」と嘆かわしい気持ちになった。

  だがそのあと報道を聞いていると、中学生は米兵と繁華街で知り合い、バイクで米兵のアパートに行き、それから車で外出して、車内で暴行されたという。そうなら、道を歩いている時に突然襲われたのとは違う。アメリカで言うところの「デート・レイプ」(デートの時に恋人にされるレイプ)に似ている。

  自宅に送ってもらえると思ってバイクに同乗し、アパートにあがり込んだ中学生にも、責任がある。男でも、知り合ったばかりの外国人のバイクには乗らないし、自宅にはあがらない。中学生は迂闊だった。米軍基地の周りには、米兵と付き合いたい女の子が集まるらしい。この中学生も、そんな女の子だったのか。

 それなのに沖縄県民は最大限の怒りを表していて、県議会や市議会は抗議決議を可決した。日本政府やマスコミも、被害者の軽率な行動は考慮せず、普通の強姦事件として扱っている。  対策も的外れだ。沖縄の小中学校では、集団登下校を検討している。学校の行き帰りに襲われた訳ではない。今回の事件に即して言えば、米兵に付いて行かないよう子供に教えるべきだ。生徒の教育が一番大切だ。

  報道が加害者ばかり責めて、被害者の責任を言わないと、油断する人が多くなって、犯罪が増えるのではないか。被害者はかわいそうだから、批判しにくいが、これではいけない。

  また日本政府は、防犯カメラの設置や米軍と日本警察の共同パトロールを検討しているが、これも的外れだ。今回の事件とは直接関係のない対策だ。女が男の家に入ってしまったら、カメラもパトロールも役立たない。防犯カメラなどは突然の襲撃は防げるから、無意味ではないが、米兵と友達になった少女を助けることはできない。

  たとえ何年も付き合った恋人同士でも、無理やり肉体関係を迫ってはいけないが、この事件にまつわる対策はズレている。これでは同種の事件が、また起きてしまうかも知れない。

  沖縄県民は元々米軍に出て行ってもらいたいから、米軍の不正に敏感だが、日本政府はもっと冷静に対処すべきだ。沖縄の人達は米兵の犯罪を、基地反対運動を盛り上げるために、利用している面もあるだろう。反対すればするほど地代が上がるから、本当に返還してほしい訳ではない、という説もある。また、米軍が日本から撤退してしまったら、極東の安全はどうやって守るのかという観点も必要だ。中国や北朝鮮の脅威に備えるには、今の自衛隊だけでは不充分だろう。

 ところで、今回の事件の容疑者は、抱きついたことは認めているが、暴行容疑は否認しているそうだ。もし中学生が被害を大袈裟に言っていたとしたら、沖縄県民は誤解して怒ったことになる。早期の対策も必要だが、真相が明らかになってから、落ち着いて考えないと、本当の対策は取れない。

 米軍は綱紀粛正を謳っているが、不十分だと思う。このあとも、沖縄の米兵は罪を犯し続けたからだ。17日には、飲酒運転をして捕まった。18日には、酒に酔って民家に勝手に上がり込み、ソファーで寝ていて、逮捕された。19日には偽札を使ったことが発覚し、20日にはフィリピン人を強姦していたことが分かった。  

  罪を犯す米兵はごく一部だが、反省していない者もいるのだ。兵士を教育するだけでは、駄目だ。元々柄が悪い人間は、いくら教育しても治らないだろう。罪を犯しそうな兵士は、訓練をまじめにやらないだろうから、分かるはずだ。そんな兵士はアメリカに帰国させるべきだ。外国人の女だから、見下して襲うのかも知れない。また、入隊の基準を厳しくするのも一案だ。アメリカ政府の果断なる処置を望む。

 ツカサネット新聞のサイトで読むのなら、 http://www.222.co.jp/netnews/article.aspx?asn=11889 で。


タグ:米軍 沖縄
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コメント 1

a

あなたの言ってることは根本的に間違っている。
例え同意の上でも相手が中学3年生なら違法である。中学生に責任はないでしょ。判断力がまだないのだから、周りの大人に責任があるのは分かるけど。
by a (2009-07-03 10:52) 

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