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抗議のために人を殺しても何も解決しない [*事件や事故]

【2009年04月28日】-前回のエントリーで、草彅さんを逮捕した赤坂署に怒って手榴弾を投げ込むと書いた者に言及した。12月2日のエントリーでは、文部官僚を殺害するとインターネットに書いて逮捕された者を取り上げた。

 人を殺すことは法に触れるし、道徳にも反する。逮捕起訴された場合は、自分が困るだけでなく、親族や知り合いにも多大な迷惑をかける。皇族方に害を加えてしまったら、右翼団体に付け狙われるし、日本史にも汚名を残すことになる。

 それに殺しても何にもならない。復讐をすれば気は済むかも知れないが、問題は解決しない。警察署を襲撃しても、警察は謝らない。襲撃した側が謝らなくてはならなくなる。もしそんなことをしたら、草彅さんが悲しむだろう。ファンなら、絶対にそんなことをしては行けない。

 文部官僚を殺しても、教科書の記述は変わらない。そんなことより、ブログで教科書の内容を批判するとか、自ら教科書を執筆するとか、時間はかかるが、言論で合法的に是正を求めた方がいい。暴力でこの世をよくすることはできない。

 12月2日のエントリーには、「殺害予告は悪い冗談だったろうから、逮捕までしなくてもいいのではないか」という趣旨のことを書いたが、前田君は逮捕されても反省しなかったので、今では逮捕してよかった、逮捕すべきだったと思っている。気に入らないと殺したくなる人間を野放しにしておいたら、危なくて困る。

・ネットには暴言があふれている
 インターネットに殺害予告が出たと聞くと、ネットをあまり見ない人は「なんてひどいことを書くのか」と思うが、2ちゃんねる など掲示板には「死ね」などという暴言があふれている。だから、ネットではそれほどひどい言葉ではない。

 「死ね」だと脅迫罪にも威力業務妨害罪にもならないが、「殺す」だとそのような罪になってしまう。「死ね」と「殺す」の差は小さいから、何十回も「死ね」と書いたり読んだりした人間は、割と簡単に「殺す」と書くだろう。

 暴言暴論が氾濫しているから、殺害予告が載るのだと思う。そんな下地を変えない限り、殺害予告はなくならないだろう。

 メディアはインターネットの掲示板に暴言があふれていることを説明すべきだが、しない。事情を聞かないと、いたずらに怒ったり不安になったりしてしまう。左翼マスコミはそれを狙っているに違いない。起きたことだけ言って、それが生まれた下地を説明しないのも、革命陰謀の一環だと思う。一見まともな報道に、悪意が潜んでいることがあるのだ。

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