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小沢一郎は総選挙で勝つために、辞任したのだ [政局]

【2009年05月13日】-前回予告したとおり、テレビが小沢一郎の辞任理由をどう分析したのか、論評したい。

・日本テレビ
 まず5月11日午後11時から、日本テレビの『ニュース・ゼロ』を見た。「なぜ今辞任するか」などと字幕に書き続けて、理由を並べたが、肝心なことははっきり言わなかった。

 字幕に「①西松建設の事件の責任を取ったのか」「②3日後の党首討論を嫌ったのか」「③民主党の議員が辞任を求める連判状を出そうとしていたからか」と考えられる理由を幾つか書いたが、②を除いて今回辞任を発表した理由にならない。党首討論を避けることが主な目的で辞任するとも思えない。「国民もけじめを求めているから」とも言った。

 政治部長は以上の説明を繰り返したが、一方で「『民主党内に小沢代表の下では選挙が戦えない』という声がある。選挙まで2ヶ月はあるから、新生民主党をアピールする時間はある。」と、少し語った。選挙に関係のある理由はこれだけだ。20分近く時間を取ったのに、大事なことをはっきりとは言わなかった。お粗末だ。

 小沢氏は11日の記者会見で、何度も「挙党態勢を築いて、次の衆院選で勝利するために辞任する」と述べた。つまり選挙に勝つために辞める訳だ。小沢自身が何度も口にした意図をはっきりくみ取れないのは、どうかしている。余りに質が低い。

 自民党の幹部は小沢氏の考えを見抜いているのか、「どうして今辞任するのか、理解に苦しむ」などと言った。これからメディアが民主党の代表選挙を頻繁に取り上げれば、民主党は国民の目に触れることが多くなり、支持率も上がるから、それを懸念しているのだろう。

 記者会見を午後5時に始めたのも、戦略としてうまい。夕方のニュース番組が始まる時間だから、各局が生中継して、民主党の宣伝になった。メディアはある意味で民主党に利用された訳だ。

 それが分かっているのなら、「メディア戦略がうまい」と批判すべきだが、そんな言葉は出なかった。マスコミの人間は出来事を追うのに急がしくて、利用されたことに気づいていないのか。

 マスコミは権力の監視と言って政治家の言動をあげつらうが、まんまと利用されるから不思議だ。野党だけでなく、自民党の宣伝もすることがあると思う。騒いで日本を混乱させたいから、それでいいのか。

・読売テレビも駄目
 日テレ系列の『ミヤネ屋』では5月12日、字幕に「なぜ今辞任?」と書き続けたが、理由らしい理由は言わなかった。だが「自民党は責める相手を失ったから、選挙で厳しくなる」と少し深いことを言った。「民主党は新代表の下で支持率を回復して、政権を取るだろう」と見通しを言ってほしいところだ。

 13日の同番組では、「代表選挙には岡田と鳩山が出る。代表選は、16日でなく延ばした方がいい意見も党内にある。」などと言った。

 日刊ゲンダイの5月12日付の記事によると、次の代表は鳩山由紀夫氏にほぼ決まりのようだ。最大派閥の小沢派が推し、第2派閥の鳩山派は当然支持するので、鳩山氏が当選する見込みという。

 テレビは相変わらず表面的なことで騒いで、民主党の宣伝をしている。左翼だから、民主党の政権を望んでいる面もあろう。

 踏み込んだことをはっきり言うと、政治家から反撃を食らうだろうが、もう少し誰にでも分かるように意図を言うべきだ。そうすれば権力者が策略を巡らすことは難しくなり、国民本位の政治に近づくのではないか。

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