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小沢は幹事長になって、鳩山を操るのか [政局]

【2009年05月16日】-きょう民主党は代表選挙を行い、予想通り鳩山由紀夫が当選した。221票のうち124票取り、勝利を収めた。一方、岡田克也は95票獲得した。29票の差だった。

 15日もマスコミは「鳩山がややリード」などと、さも激しい戦いをしているかのようなことを言っていた。「ややリード」ではなく「鳩山で決まり」なのだから、「選挙は儀式」とでも批判すべきだった。

 些細なことでしつこくケチを付けることがあるが、本当の問題ははっきり指摘せずに、政治家の建前に付き合うのだから不思議だ。その方が日本を駄目にできるから、左翼にとってはいいのか。亡国報道だ。

 当選を決めたあと鳩山は、「小沢一郎を執行部に入れる」と話した。日刊ゲンダイは15日付で「小沢を幹事長にするようだ」と書いていた。小沢は選挙に詳しいから、選挙対策本部長にでも就くかと思っていたが、幹事長とは驚いた。

 もしそうなら小沢の辞任は形式上のことで、これからも小沢体制が続くことになるのではないか。幹事長でなくても、小沢をよく見える役職に就けた場合、選挙民はどう思うだろうか。白けて、民主党を支持する人は減るのではないか。

 政権交代を目指すのなら、代表の座をたらい回しにせず、古い体制とはきっぱり訣別すべきだった。小沢辞任でスッキリするかと思っていたが、そうなりそうもない。

・選挙戦を見ていて感じたこと
 鳩山さんの公約は「友愛の日本を創る最重点政策」と題し、記者会見でも「愛」や「友愛」という言葉を何度も使った。普通の人はわざとらしくて「愛」など中々口にできない。この人はお坊ちゃんだから、頭の中が特殊なのだろう。首相になって大丈夫だろうか。

 岡田さんの顔を久しぶりにじっくり見たら、痩せて頬がこけたことに気がついた。目にも力がなくて、意欲満々とは思えなかった。ひょっとしたら大きな病気を抱えているのかも知れない。

・政権交代
 これからの民主党が有権者の目に小沢体制の継続と映るとしたら、支持率は落ちて、政権交代はできなくなるだろう。

 だが民主党の支持率が大きく上がった場合は、自民党も安閑としてはいられなくなって、「麻生降ろし」が始まるはずだ。鳩山民主党に対抗できる新総裁を選ぼうとするはずだ。自民党が国民の目を引く者を総裁に据えることができれば、衆院選挙で自公が過半数を取り、与党であり続けるだろう。

 このような政党同士のつばぜり合いは、傍観者として見ると面白いが、有権者としては堪らない。「日本をどうするか。どうやって改革するか」という視点ではなく、政治家は「誰に人気があるか。誰なら選挙に勝てるか。」を基準にして行動するからだ。

 そうなってしまうのは、大半の国民が政策や実行力ではなく、イメージや話術で政治家を判断するからだ。日本人が政治家の表面ではなく資質を見抜けるように眼力を高めることが、政治をよくするのではないか。(敬称略)

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