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麻生首相や佐藤総務相は、やっぱり西川を辞めさせたいのか [政局]

【2009年06月20日】-日本郵政の西川社長を辞めさせられないので、鳩山・前総務相は6月12日辞任した。後任は国家公安委員長の佐藤勉議員が、兼務することになった。

 佐藤大臣は13日の講演で、「株主の国が追及して社長を代えるのは民営化の趣旨に反している」などと述べて、西川続投を認める方針を示した。

 ところが二日後の15日には記者会見で、「昨日は踏み込みすぎた。西川社長の再任については今後じっくり考えていきたい。皆さんが『なるほどこうなんだ』と思ってもらえる判断をしていく。今度の問題は業務改善命令がポイントだ。」などと述べて、方針を変えた。

 16日は西川社長が総務省に佐藤大臣を訪ねて、業務改善命令について中間報告をしたが、その時佐藤大臣は西川に対して、「社長を辞めて、会長に退いたらどうか」と提案したという。

 佐藤はどうなっているのか。三日で考え方が変わった。誰でも建前や嘘を言う時がある。特に地位の高い人は、建前を言わなくてはならないことが多い。

 だが、たった三日で言うことが正反対になってどうするのか。世論調査では西川留任に反対する人が多いから、翻意したのか。いくら方針を変えるとしても、2週間くらい時間を置いてから、変えるべきだ。16日の会談の内容を聞いた時、私はびっくりした。

 決して佐藤一人の考えで、社長辞任・会長就任を打診した訳ではないだろう。麻生首相や河村官房長官とも相談したはずだ。定見が全くない駄目政権だ。

 17日の党首討論でも麻生首相は「政府が100%の株を持っているとは言え、民営化された株式会社に政府の介入を最小限にとどめるべきなのは当然だ。」と言ったが、前日には西川を社長から辞任させようとしていたのだ。

 麻生政権は何か目立ったことをした訳ではないし、支持率は低いから、落ち着いて問題に取り組めないのだろうが、そこを踏ん張ってこそ総理大臣だ。右往左往しないで、腰を据えて仕事に取り掛かるべきだ。

 総理大臣がこんな体たらくなのは、決して麻生一人の責任ではない。麻生を総裁に選んだ自民党全体にも責任がある。自民党に投票した国民にも責任がある。まだ社会主義や共産主義がいいと思っている人達にも罪がある。日本国籍を有する有権者には、大なり小なり責任があるのだ。(敬称略)

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