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のりピー釈放を待つマスコミは暇すぎる [芸能人]

【2009年09月15日】-酒井法子被告人の保釈は昨日決まったのに、まだ保釈されていない。保釈金を払うのが遅れているようだ。共同通信などによると、今日の午後250万円だけ納付した。残りの250万円は明日払う見込みだという。お金を準備できないようだ。

 建設会社の会長が保釈金を用意して、身元引受人になるという話しもあったが、そうではなくて継母が用意しているようだ。継母にも資力がないのだろう。

 夫の高相祐一被告人も、今日の午後保釈が決まった。保釈金は同じく5百万円だ。殆ど当時に保釈になるのは不思議だ。

・マスコミはそんなに暇か
 東京湾岸署と渋谷署の前には、マスコミが陣取っている。特に前者には多くて、200人もいるそうだ。テレビ・カメラを設置して、のりピーの出てくるのを待っている。実に暇だ。無責任だ。

 芸能人の保釈などにこんなに力を入れないで、もっと大事なことに取り組んだらどうか。9月10日から16日までは自殺予防週間だが、テレビでは1度も見ていない。他にも社会問題はある。

 話題にはなるが、どうでもいいことに殺到するほど、日本は安泰ではない。テレビや新聞も赤字を出して、大変だ。

 マスコミだけが悪いのではない。こんなテーマをやるとテレビを見る人が増えるから、視聴率ほしさに殺到する面がある。左翼マスコミだから、日本人を不安にしたいことも一因だ。

 それにしてもやり過ぎだ。産経新聞の15日付の記事には、のりピーが釈放されたら、オートバイで追いかける人が出てくる。押尾学を追いかけたように、どこか建物に入るまで付きまとう気のようだ。

 なぜ追いかけるのか。人にしつこく付きまとったら、軽犯罪法違反のはずだ。罪を犯した人間を追い回して罪を犯すのだから、矛盾だ。メディアは報道の自由を盾にして、犯罪を公然と犯している。付きまといは報道ではない。犯罪か制裁だ。

 テレビは放送内容もひどくて、日テレ系列の『ミヤネ屋』を見たら、午後1時55分の放送開始から2時40分頃まで酒井被告人のことを扱い、2ヶ所の警察前から生中継をした。

 「渋谷署には出入り口が三つあるので、報道陣は3ヶ所で張り込んでいる」とも言った。高相が出てくる時の表情など、重要ではない。下らないことに熱心だ。画面の端には小さな画面をずっと出して、湾岸署の入り口を映し続けていた。金のためなら何でもやるほど落ちぶれているのか。

 テレビは人を救うこともあるが、どうでもいいこともする。褒めることは少なく、批判が多くなるのは心苦しい。

 ちなみに、押尾はカー・チェイスを振り切るために、地下鉄の小竹向原駅前で車から降りて、電車に飛び乗ったそうだ。板橋区と練馬区の境にある駅だ。私も時々利用する。マスコミに雇われたバイク運転手などは、港区から4時間も追いかけてきて、ご苦労様だ。

・偽善
 先ほどの産経の記事には、テレビ局のディレクターが「メディアが現場に集まり過ぎとの風当たりもあるが、それだけ薬物の恐ろしさを伝え、世の中を正さなければという各局の意気込みの表れ。伝えるべきことは伝えるべきだと思っている。」と話したと書いてある。

 薬物の恐さを伝える企画は少なかった。千葉の別荘にまで行って、酒井夫婦に恥をかかせた。繰り返しが多く、伝えるべきことは殆どなかった。叩くことが中心だった。それなのに、「世の中を正そうという意気込み」などと言うのは恐ろしい偽善だ。匿名だから、新聞記者が捏造したのかも知れないし、強い表現に書き改めたのかも知れない。

 いずれにしても、いつまでも開き直っていると、テレビ局は潰れる。既に赤字を出している。

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090915/biz0909151838012-n2.htm

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