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九段議員宿舎の地味な生活 [政治家]

【2009年12月22日】-おとといのエントリーの終わりにウィキペディアのリンクを載せたが、それの末尾に「議員宿舎について - 金子哲夫ウェブサイト」というリンクがあったので、「政治家のサイトだろうが、知らない名だ」と思いながらクリックしてみた。

 本当に政治家のサイトだった。有名でないのは仕方なく、1期だけ2000年から2003年まで衆議院議員を務めた人だった。

 ページの上部に「いのちとうとし」と書いてあって、トップ・ページには「9条」と大書してあるから、左翼かと思ったらやっぱり左翼だった。社民党から出馬していた。

 「9条」は勿論憲法9条のことで、何かにつけて9条を持ち出す人は大抵左翼だ。「いのち」も左翼の好きな言葉だ。命も平和も大事だが、こんな言葉を幾ら発しても行動が伴わないと、命も平和も守れない。

 サイトは2年くらい放ってあるのか、トップ・ページには「9条と年金を壊す安倍内閣に審判を!」と特筆大書してある。安倍内閣は9条の改正は目指したが、年金を壊そうとしただろうか。年金未払い問題を解決しようとしたのではないか。歪曲して叩くのも左翼の特徴かも知れない。金子さんは悪い人には見えないのだが。

・議員宿舎からマイクロバスが出るとは
 肝心の議員宿舎については、面白いことが書いてあった。金子さんは九段議員宿舎に住んでいて、家賃は約5万円。水道代金は毎月の歳費から引き去られる。食堂があり、朝食と夕食は食べられる。議員というと華やかな印象があるが、実際には地味な生活を送っているようだ。

 毎朝、宿舎から議員会館までマイクロバスが出て、8時45分から30分間隔で4便。15分で永田町に着く。夕方には5時に議員会館から宿舎に向けてバスが出る。バスの送迎があるとは意外だった。

 略歴もちょっと面白い。高校を卒業した後、電電公社(今のNTT)に入社し、銀行のオンライン・システムに関わる。労働組合に入り、反核平和運動に出合う。退職し、社会党や原水禁の専従職員として働く。議員秘書を経て、立候補する。

 左翼政党の議員は、労働組合の幹部を経て立候補することが多いようだ。また NTT グループには IT の関連会社が幾つもあるが、40年前からコンピューターに関わっていたのも意外だった。

 だが金子さんの海外渡航歴を見て、げんなりした。旧ソ連、北朝鮮、中国などを何度も訪問した。社民党はそんな国とつながりが深いことは知っていたが、こんなに偏っているとは思わなかった。

 トップ・ページの2007年4月17日付の日記では、国民投票法を批判している。メディアの紋切り型の批判とは違って、生の声が出ている。私は同法に賛成だが、金子さんの意見に反感は感じない。

・引用文献
 
http://kaneko.lilac.cc/contents/report2_03.html

 http://kaneko.lilac.cc/index.html

 http://kaneko.lilac.cc/contents/profile01.html

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