鎮守神社の次は一の宮や二の宮にお参りしましょう [神道とスピリチュアリズム]
【2010年01月04日】-昨日は、初詣でに行くのなら近所の鎮守神社がに参拝した方がいいと書きました。
鎮守神社に参拝した後は、旧国に一つずつあった一の宮(いちのみや)や二の宮(にのみや)に参拝するといいと思います。
旧国というのは、明治初期まで使っていた行政区分です。「出雲の国」や「常陸の国」という呼称です。(本来は「出雲国」「常陸国」などと書きますが、分かりやすくするため「の」を入れました。)
今の東京と埼玉県は併せて武蔵の国でした。千葉県は大体「上総の国」と「下総の国」が一緒になりました。
武蔵の国の一の宮は、大宮駅の近くにある氷川神社です。二の宮は、埼玉県児玉郡神川町にある金佐奈(かなさな)神社です。氷川神社は大きくて参拝者も多いのですが、金佐奈神社は埼玉県の外れにあり交通の便が悪いようです。
神奈川県は相模の国でしたが、一の宮は寒川神社で、二の宮は川勾神社(かわわじんじゃ)です。
伊勢神宮や出雲大社など有名で大きい神社は、大抵一の宮だと思います。
その国の中で特に立派な神社を一の宮や二の宮に指定したのでしょうから、どこも霊験も社殿もすばらしいはずです。私は大宮氷川神社に参拝したことがありますが、立派でした。
一の宮や二の宮はその国全体を守護するはずなので、鎮守神社の次に参拝するといいと思います。
今でも氷川神社や寒川神社は「武蔵の国一の宮」「相模の国一の宮」と称しています。お札を納めた袋などにそう書いてあります。
また大きな神社の格式は「官幣大社」「官幣小社」などと言って、延喜式で定めた社格です。延喜式は927年に成立した法律なので、神社ではまだ律令制度が続いている訳です。
・資料
「全国一の宮会」のウェブ・サイト : http://www.ichinomiya.gr.jp/
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