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なぜ同じ名の神社があるのか [神道とスピリチュアリズム]

【2010年01月05日】-昨日、氷川神社だけは「大宮の氷川神社」と地名を付けて書きました。それは他の氷川神社も知っているから、単に「氷川神社」とは書けなかったのです。私の住む地域の鎮守神社も氷川神社です。大宮以外にも氷川神社があるのです。

 板橋区には、氷川神社と称する神社がいくつもあります。蓮根、蓮沼町、双葉町、氷川町、大谷口、東新町、成増などにあります。

 どうして同じ名の神社があるのかというと、殆どの場合大宮の氷川神社から神様を分けてもらったからです。神社を造る時には神様を祭らなくてはなりませんが、ただ呼んでも来てくれないはずです。

 だから大きくて霊験あらたかな神社から神様を呼びます。それを勧請(かんじょう)と言います。神様に「新しい神社にも宿ってほしい」とお願いすると、神様が分かれて(分霊して)来てくれるようです。

 そうやって神を分けてもらった神社も元の神社と同じ名を使うので、同じ名前の神社が幾つもできてしまったのでしょう。氷川神社は全国に数千あると思います。港区赤坂、新宿区下落合、練馬区氷川台、東村山市、埼玉県の川口市、川越市にもあります。

 全く同じ名前でなく、「赤坂氷川神社」のように地名を付けてくれるといいのですが、私の知る限りでは大谷口にある氷川神社が「大谷口氷川神社」と称しているだけで、他は単に「氷川神社」と言っています。だから区別するには「下落合の氷川神社」などと言うしかありません。不便です。

・本社と分社
 元の神社は「本社」や「本宮」と言います。本社と言っても会社の本社ではありません。「社」には「やしろ」という訓読みがあるので、元々神社の「本社」の方が古い用法です。明治時代、英語の company を「会社」と訳したのです。

 お寺の大本は「本山」や「総本山」と言って馴染みがありますが、神社の元である「本社」「本宮」はあまり知られていません。日本は元々神道の国だから、もっと神社のことを知る必要があります。

 大宮の氷川神社は主祭神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)をお祭りしているので、分社の氷川神社も大抵素戔嗚尊をお祭りしています。

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