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テレ朝が銃弾を送られたのは、民主党を擁護しすぎたからだろう(上) [*マスコミ]

【2010年01月19日】-昨日、民主党本部とテレビ朝日に銃弾の入った封筒が届いた。小沢一郎と報道内容を批判する文書も入っていた。消印は岡山県内だそうだから、同県の右翼団体が送ったのだろう。

 マスコミが騒ぎすぎると、時々こんなことが起きる。8年くらい前、日本ハムが不祥事を起こした時には、店に並んでいる同社のハムに針を入れた男がいた。

 右翼団体などが小沢一郎に怒るのは理解できる。4億円もの不明朗な金を動かし、元秘書が3人も逮捕されたのに、「自分は悪くない。検察と戦う。」などと開き直ったからだろう。

・怒りの対象はテレ朝だけかメディア全体か
 だがテレ朝に銃弾を送ったのはなぜなのか。同社の報道姿勢に抗議したかったからか。それとも他社の報道も含めてマス・メディア全体を批判したかったのか。各種の報道を見るとその点が曖昧だ。

 共同と時事は「『マスコミ各位』で始まる手書きの文書が同封してあり、民主党に関する報道を批判する内容が書いてあった」などと伝えたから、メディア全体を対象にしたと受け取れる。

 だが、東京新聞と産経新聞は「民主党を擁護するような報道に対する批判」などと書いたので、テレ朝だけの批判と思わせる。

 また読売新聞は、テレ朝に届いた封筒には「民主党に対する同社の報道姿勢を批判する筆書きの手紙」が同封してあったと書いたので、テレ朝の報道に対する抗議ということになる。

 「マスコミ各位」で始まっていても、テレ朝の報道に抗議したと考えていいと思う。

・『スーパーモーニング』の民主党擁護は甚だしい
 テレ朝に抗議したかったのなら、同社の民主党寄りの偏向報道に怒っているのだろう。

 午前中放送している『スーパーモーニング』は、民主党を擁護することが度々ある。

 1月15日は、自民党の作った「小沢幹事長不正資金追及プロジェクト・チーム」を取り上げたが、露骨に民主党の味方をした。

 週刊朝日編集長の山口一臣は、「これまでの金銭スキャンダル追及はどれも相手にダメージを与えようというだけ。そんなことで時間を使ってもらいたくない。政治と金についての枠組みを作らないと意味ない。」と述べた。

 今まで自民党の不祥事が発覚した時、朝日新聞も週刊朝日も徹底解明を求めてきたはずだから、全く違う。民主党に甘いのだ。

 ジャーナリストの大谷昭宏は、次のように話した。「小沢さんには一体どこが事件なの?という気があると思う。ゼネコンからの金も職務権限に関わらなければ、ただの献金だし記載漏れだ。『天の声』という罪はあるのか。不可解だが、『不可解罪』というのはない。立法府に司法がちょっかいを出すことが繰り返されていいのか。あり方を与野党で考えるべきだ。」

 「検察は捜査をやめよ」と言ったようなものだ。国会議員が不正をしたら、司法が捜査するのは当然だ。

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