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新党の運命や如何に [政局]

【2010年04月12日】-新党について3回書いた。最近できた新党は今後、政界で大きな力を発揮するだろうか。

 結論を先に言うと、議員を増やして大政党にならなければ、数年で消えると思う。数十年前からの小政党の動向を振り返ってみると、そう考えざるを得ない。

 河野洋平や西岡武夫は自民党に嫌気が差して、1976年新自由クラブを結成した。左翼だからかマスコミは持てはやし、結党直後の衆院選挙では17人も当選したが、10年後には解散した。所属議員は自民党に戻った。

 1983年にはサラリーマン新党ができた。これも初めは脚光を浴びたが、10年弱で消えた。

・小党がなくなる傾向
 新党ができたばかりの頃、有権者は珍しがって投票するが、数年経つと飽きてしまうようで、議席を減らす。だから新党は長続きしない。

 共産党や社民党など歴史のある小政党も、議席を減らしている。社民党は社会党の後継組織だから、歴史があるとも言える。民社党も一時議員がかなりいたのに、完全になくなってしまった。

 自民党や民主党など大政党に目を向ける人ばかりで、小さくても特色のある小政党を評価する有権者が減っているのだ。みんなの党は支持を集めているが、10年もてばいい方ではないか。

 共産党などが議席を減らすのは嬉しいが、主張のはっきりした小政党がなくなると、国会は大政党同士のやり取りになってしまい、議論の質が下がってしまう。なお、共産党や社民党は国政では衰退しているが、地方議会では議席を増やしているので、警戒が必要だ。

・参考資料
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E8%87%AA%E7%94%B1%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%96

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E6%96%B0%E5%85%9A#.E5.85.9A.E5.8B.A2.E8.A1.B0.E9.80.80

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