青島幸夫や扇千景もタレント議員だったが、活躍した [政治家]
【2010年05月13日】-タレント議員に関する議論はまだ続いている。特に柔道の谷亮子選手には批判が多い。「議員になっても柔道を続けたい」などと話したからだ。
だが両立は無理だろう。国会の審議や勉強会に出れば、練習時間は取れないはずだ。柔道は諦めると思う。「引退する」とはっきり表明してしまうと、落選した時に柔道界に戻れなくなるから、「二足のわらじを履く」と言ったのではないか。
タレント議員の評判は悪い。アントニオ猪木のように議員としてとんでもない者が多いからだ。
・すぐれたタレント議員
だが、タレントから議員になって活躍した人もいる。
青島幸夫は放送作家だったが、テレビに出るようになり、その後国会議員に転身した。都知事にもなった。青島の政府批判はいつも痛快だったと思う。1971年には当時の佐藤栄作首相に向かって、「総理は財界の提灯持ちで、男めかけである」と言い放ち、問題になった。
扇千景は国交大臣や参議院議長を務めた。元々宝塚歌劇団出身の女優だ。6度も入閣したが、腹の据わった人物なので、官僚に操縦されることは少なかったようだ。
事業仕分けで注目を集めた蓮舫議員も、元々タレントだ。横山ノックは破廉恥事件で失脚したが、国会議員や大阪府知事として価値のあることはしなかったのだろうか。
他にも石原慎太郎、栗本慎一郎、橋下大三郎、田中康夫、橋下徹も広い意味でタレントだった。
タレント候補は殆どが駄目だが、ほんの少しいい議員になる。だからタレント議員全体を否定するのは間違いだ。
・スポーツ選手は大抵駄目
今回出馬を表明したタレントの中では、三原じゅん子は政治家に向いていると思う。『オーラの泉』に出演した時、「夫と政治の話しをしている」と言っていた。前世は幕末の志士だったという。
プロレスラーの西村修氏は「自殺、引きこもり、登校拒否に取り組みたい」と抱負をはっきり語った。
だが他のスポーツ選手は堀内恒夫も中畑清も、「スポーツの振興」ばかり言う。池谷幸雄は2度も離婚し、不倫騒動を起こしたから、議員になったら針のむしろではないか。(敬称略)
・資料
http://www.j-cast.com/2010/05/11066240.html?p=all
http://npn.co.jp/article/detail/09086522/
あと、馳議員がプロレス上がりとは思えないほど真っ当な活動をしていますね。
個人的にはタレントよりも文系のポストドクターの方が能力で優れていると思うので、そうしたシンクタンクでも構築されることが、わが国の政治のためには良いと思います
by T.N (2010-05-14 04:47)