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「携帯電話」を「携帯」と略すのは本来無理 [*国語]

【2010年05月30日】-昨日のエントリーでは、au の携帯電話で電子メールを移すにはどうしたらいいか書いた。

 次のページには「ドコモではメールを移行できる」と書いてある。

 http://www.mag2qa.com/qa3638214.html

 今出ている「携帯万能」では、メールもパソコンに保存できるそうだが、制約がある。またメーカーのサイトによると、「携快電話」でもメールをパソコンに保存できる。

 http://www.tri-star.co.jp/products/bannou/windows/
 http://www.sourcenext.com/titles/use/109730/

 新携帯に写真は移行できたが、順番がめちゃくちゃで困っている。日付順に並べ替えても、取った順番にならない。同じ写真が離れてしまって、とても見にくい。

・「携帯」では分からない
 昨日私は「携帯電話」と4度ほど書いた。「携帯」と略すのが広まっているから、おやと思った方もいるだろう。「携帯電話」を「携帯」と略すのは好きではないのだ。

 「携帯」は「持ち運ぶ」という意味だから、「携帯」だけで電話機を指すのは無理だ。四文字熟語を略すには大抵、1番目と3番目の漢字を取る。「国有鉄道」は「国鉄」と略した。「行政改革」は「行革」と略す。

 四文字熟語の前半だけで全体を表す例として、「無線」「有線」がある。本来は「無線電信」「無線電話」「有線放送」だ。「線がある」「線がない」という意味の語で、電信や放送を表すのは無理だ。「無線」に抵抗は感じないが、「有線」は何度聞いてもしっくり来ない。

 「無電」は「無線電信」「無線電話」の略としてあるが、聞いたことはない。「有放」は辞書に載っていないが、「JA 山口東周東有放センター」が存在する。

 「無線」「有線」も本来は無理な表現だと思う。

・「メール」も本来は「電子メール」
 メールも「郵便物」のことだから、「電子メール」の意味で使うのは本来は間違いだ。だが定着しているし、「電子メール」では長すぎるので、私も昨日2回目以降は「メール」と書いた。E メールでもちょっと長い。

・長音符
 ずっと「フォルダー」と書いた。最後の長音符を取って、「フォルダ」と書くことがあるし、au の携帯電話でも「フォルダ」だが、「フォルダー」と書いた。携帯画面に現れた文字を引用した場合もそう書いた。伸ばすのに長音符を取るのも、おなしな表記だからだ。

 片仮名は発音する通りに書くのが原則だ。「フォルダ」や「サーバ」はその原則に反している。

 また初めての語を見た時には、伸ばすのかどうか分からない。一々誰かに聞いて、読み方を覚えないといけない。それに「データ」は「データー」のつもりではないから、伸ばさない場合との区別もできない。理系の人間は異常なことを強行している。

 英単語と英単語の間には・を入れた。その方が切れ目がはっきりするからだ。引用した場合も・を入れた。

 だから携帯の表示は「データフォルダへコピー」「Eメールフォルダ」だが、「データ・フォルダーへコピー」「Eメール・フォルダー」と書いた。

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