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民主党も談合選挙をして、自民党に似る [政局]

【2010年06月06日】-話は前後するが、民主党の代表選挙にはたった二人しか立候補しなかった。一方は無名議員だから、菅が当選するのは目に見えていた。選挙は形ばかりで、裏取引や話し合いで代表を決めた訳だ。

 民主党は、自民党が派閥の駆け引きで総裁を決めることを批判していたが、自分たちも同じことをした。東京新聞も6月4日付の社説で、「民主党は昔の自民党のように談合で代表を選んだ」と非難した。

 人間は立場によって、することがある程度決まる。野党の時は与党を批判するが、与党になったら同じことをしてしまう。人間はそういうものだが、それを突破しないと進歩がない。

 日本人全体に討論で物事を決める習慣がないから、政党も党首を内部事情で決めてしまうのかも知れない。政治家を批判するばかりでなく、日本人一人一人が改める必要がある。自分たちはさぼっていて政治家にだけ改善を求めても、政治はよくならない。

 一方、政治家には国民に範を示す義務があるから、国会議員がまず行うべきとも言える。

・政策討論なし
 民主党は話し合いで代表を決めたから、当然政策論争はしなかった。告示からたった二日で投票だから、できる訳がない。日程が間違っている。

 時事通信は6月4日付の記事で「民主党の代表選は政策論争をしなかったので、国民不在だ」と批判した。だが、メディアも国民不在だ。政策を抜きにして、派閥の動向を中心に報じた。首相が決まってからは、政策には触れず人事の予測と内定で騒いだ。

 メディアが政策を無視するから、議員も釣られて人事や政局にばかりに気を向けるのではないか。

 全国紙の社説も代表選に関して政策を論じたが、普通の記事では少ないようだ。国民不在、政策無視はメディアにこそ当てはまる批判だ。特にテレビは猛省すべきだ。

・余談
 民主党は菅と鳩山の創った政党だ。二人が結党を発表した記者会見を覚えている。鳩山と菅が続けて代表総理になったと思ったら、感慨深くなった。運命かも知れないと思った。菅が代表になるのは今回で3度目だ。

 設立者が幹部でいる間は、まだ組織として独り立ちしていないとも言える。だが左翼政党である民主党は、ちゃんとする前になくなって欲しい。(敬称略)

・リンク
東京新聞の社説:
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2010060402000052.html

時事通信: http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060400050

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