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菅内閣は日本を変えるか変えないか [政局]

【2010年06月08日】-今日、菅直人内閣が発足した。私が予想した通り、大臣は留任が多かった。だが総理が替わったのだから、政策に変化は出るだろう。

 文科相の川端氏は金銭疑惑が出たし、最近は政策面で目立たないので、替わって欲しかった。

 菅直人は総理大臣として、日本をどれほど変えるだろうか。どれだけ問題を解決するだろうか。

・日本は大国
 大きく変えることはないと思う。総理大臣の権限はそんなに大きくないし、人口が1億人もいる巨大国家だから、簡単には変えられない。人口が数十万人の国なら、首相が替わるとがらっと変わることもあるだろう。

 総理大臣は行政機関のトップだから、役所を変えるのは割と簡単だ。だが役所の人事や仕事を変えても、税金などを除いて普通の日本人の生活はそれほど影響はない。役所と直接関係のある人はそんなにいない。

 また財政再建、米軍基地、教育問題などは大きな問題なので、誰がやっても簡単には解決できない。だから菅直人が完全に解決するのは無理だ。よくて道筋を立てられるくらいだ。

 首相が替わっても、日本が急によくなることはないと思う。だから大きく期待しない方がいい。だが全く期待しないのも不自然だ。

 急によくできなくていいとも言える。急によくできるのなら急に悪くもできるはずで、首相が替わったら急に色々変わるのも困る。

・追及は簡単
 菅は厚生大臣の時、エイズ薬害の責任を明らかにして名を馳せた。40歳以上の人間にはそのイメージが強い。またそのような活躍を期待する人もいるだろうが、それは難しいと思う。

 資料を出させたり罪を認めたりするのは割と簡単だが、問題を解決するのは難しい。

 現在の長妻厚労相も、野党議員の時は年金記録の追及で活躍したが、大臣になってから記録問題は進展していないようだ。追及は割と簡単だが、実行は大変なのだ。

・体調
 菅直人は前から猫背だが、最近は歩く時よろよろしているし、覇気がないので、ちょっと心配していた。

 だが先週や今週、演説を聞いて安心した。気力は充分だし、以前のように人を引っ張っていく性格だった。

 だが体力が落ちているようだから、安倍晋三のように病気のため早めに辞任するかも知れない。

 菅は財務相として目立たなかった。自民党の石破茂は「失態を犯さなければ次は自分にお鉢が回ってくるだろうと思っていたのなら、首相になる資格がない」などと言っていた。確かにそうだろうが、政治家にはしたたかさも必要だ。(敬称略)

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