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(改題)金賢姫も朝鮮労働党の被害者 [中国と朝鮮]

【2010年07月23日】-金賢姫女史(48歳)は午後3時半、帰国した。今日になったら、自民党や公明党は「政府が女史を招いたことはパフォーマンスだ」などと非難し始めた。

 政府が点数稼ぎを狙ったことは確かだが、野党が本当に問題だと思うのなら、招待が決まった時や来日した時に批判するはずだ。それは失礼だと思ったのかも知れないが、離日する日になって言い出すのは遅い。自民党などの非難にもパフォーマンスの面がある。

 (「パフォーマンス」という言葉に元々悪いニュアンスはないに、メディアや政治家は「人気取りの行為」といった意味合いで使うから、困る。)

 横田めぐみさんに関して金女史は「猫が好きで何匹も飼っていた」「面白い言い方をしてみんなを笑わせていた」と話したそうで、お母さんは「新潟にいた頃と同じだ」と嬉しそうだった。

 横田さんと田口八重子さんとは面識があるから実のあることが言えるが、他の被拉者とは会ったこともないから、「亡くなっていません」と家族を励ますことしかできなかった。

 日本にいる間、ずっと被拉者の家族を元気づけていた。日本で否定的なことは言えない。呼んでもらったのだし、歓迎してくれるのは日本だけだからだ。

 韓国では「人殺し」と言われて、普通の生活はできない。北朝鮮では裏切り者と見なされ、いつ暗殺されてもおかしくない。今回の来日で政府が厳重な警備を敷いたのも、日本で暗殺されたら大変だからだ。

 韓国でも北朝鮮でも嫌われているが、日本の被拉者の家族は金女史を歓迎した。自分達と同じように、女史も朝鮮労働党の被害者だと思っているからだろう。同じような境遇にいるという訳だ。

 拉致問題の解決を強く願う。

・資料
http://www.j-cast.com/tv/2010/07/22071592.html
http://www.j-cast.com/tv/2010/07/21071478.html

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