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NHKは影山日出夫さんの自殺原因を調査せよ [NHK]

【PJニュース 2010年8月16日】NHK 解説副委員長の影山日出夫さん(56歳)は11日、職場のトイレで自殺を図り、翌12日息を引き取った。デスクには、家族と会社に宛てた遺書が1通ずつ置いてあった。長年病気で苦しみ、最近ふさぎ込みがちだったと報じたメディアもある。

 自殺は痛ましいがよくあることなので、そんなに驚かない。だがNHKの対応に驚いた。スポーツ報知とスポーツニッポンには、NHK広報部の話として次のように出た。(表現を一部変えた。)

 「亡くなったことについては職員の個人的なことなのでコメントはできない。遺書についてもプライバシーに関することなので話せない。」「プライベートなことまでは分からない。(首をつった理由を)調べることもしない。」

・なぜ調査しない?
 プライバシーを盾にして、影山さんの死から逃げようとしている。それに悼む気持ちが全くない。人が一人死んだのだ。重大なことなのだ。

 自殺自体は個人的なことでも、職場で命を絶ったのだから、NHKとしてコメントを出すべきだ。冷たい組織だ。

 「理由を調べない」のもおかしい。どこかの会社の幹部が社内で自殺したら、NHKも「原因を調査しろ」と言うのではないか。自らはする気のないことをいつも他者に要求しているのか。

 当の影山氏は3年前の5月29日、解説委員室のブログで当時の松岡農相の自殺を取り上げ、「安倍総理には真相解明の努力が求められている」などと書いた。やはり他者には調査を求めるのだ。

 理由を調査しないのは、NHKに問題があるからなのか。影山さんはいじめや嫌がらせを苦にして自殺したので、NHKとしては決して調査できないのかも知れない。そうなら、そんな放送局は大問題だ。

 自殺は年に3万件も起き社会問題になっているのだから、少なくともNHKでは2度と起きないように、徹底的に調査し対策を立てるべきだ。【了】

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