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学校で習わないことは知らない若者 [他の評論]

【2010年09月09日】-8月19日書いた「遭難防止より人名の方が大事なのか」では、東京理科大のワンゲル部の遭難を取り上げた。そうしたら、sansiroh さんという方がトラックバックを送って下さった。

 そのエントリーをアメーバ・ブログで読んでみたら、概略「理科大は頭の良い学生さんのいるところ。でも、自然の知識があまりにも欠けているようですね。」とお書きになっていた。

 これを読んで、以前「今の若者は勉強はできても、学校で教えてくれないことは知らない」とよく考えていたことを思い出した。学校は、家庭で教えられないことを教えるためにあるから、家庭で教えるはずのことは取り上げない。そのようなことは文科省は学習指導要領に定めないし、教科書会社も教科書に書かない。高校や大学は入試問題に出さない。

 そのため、従来なら家庭で教えていたから学校では取り上げないことは、どこでも学ばないことになってしまう。重大なことなのだが、真剣に考える人はいないし、対策を立てる人もいない。学校教育と入試問題は現実を反映することなく、何十年も前のカリキュラムを続けていると言ってもいい。だから放置自転車や異常敬語を禁止しない。

 だが家庭が以前から、河原の危険性を教えていたという訳ではない。他のことについて、家庭でも学校でも教えないことがあると言いたいのだ。

 sansiroh さんのエントリーは他の点でも同感することが多く、トラックバックは承認したつもりだったが、承認していなかった。今日になって気づいて、さっき承認した。忘れていただけなので、sansiroh は気にしない下さい。よかったらまたこのブログにおいで下さい。

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タグ:学校の役割
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