「400人内閣を作りたい」と言う菅直人はもぐら叩きの政治家 [政治家]
【2010年09月13日】-民主党の代表選挙は明日に迫ってきた。今日の午前中、菅首相は議員会館を回って、小沢前幹事長は連合や歯科医師会を訪問して、支持を訴えた。その中で菅氏は議院に向かって「みんなが得意な分野で活躍できるように400人内閣を作りたい」などと話した。
民主党の議員が殆ど内閣に入ることは制度上できるのだろうか。議員が政務官などとして400人も入閣したら、省庁は混乱するだろう。また与党の議員が殆ど入閣してしまうと、内閣の方針を批判する与党の議員はいなくなってしまう。
あまりに非現実的なことを言ったので、驚いた。投票日が明日に近づいているので焦っているのだろうが、こんな出任せのようなことを口にしては行けない。
・もぐら叩き
産経新聞の阿比留記者は8月31日ブログに「菅直人首相はよく、『モグラたたきの政治家』と言われます。大局的な発想や大方針はなくて、ただ目の前の事象に反射的にモグラたたきゲームのように飛びつくというのです。」などと書いた。
菅首相には方針や見通しがあると思っていたので、この批評を読んだ時は意外に思った。だが、今日の発言を聞いて理解できたような気がした。
そう言えば菅首相は参議院選挙の間、消費税に関する発言が二転三転した。定見がないから、その時の思いつきを口にしてしまうのだろう。
政界では以前から「もぐら叩きの政治家」と言われているのだろうが、全く聞いたことがなかった。どうして産経新聞はこのような的確な批評を紙面に出さないのだろうか。
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