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ノーサイドは嘘。原口一博は小沢を支持して解任される。 [政治家]

【2010年09月16日】-14日に民主党の代表選挙があったが、15日から政治報道の中心は内閣改造と党役員人事だ。誰が次の大臣になるか、幹事長になるかで騒いでいる。

 政治報道で一番大事なことは政策だが、テレビでは殆ど出ない。新聞の社説は政策を論じているが、まだ普天間問題を取り上げていて、的外れだ。基地問題は複雑怪奇だから、他のことに取り組んだ方がいい。

 総務大臣に片山善博の名が出て、幹事長には岡田外相が決まった。だがどうして原口と枝野が解任されるのか、メディアは殆ど説明しない。

 原口は代表選で小沢氏を支持したから解任されるのかと思っていたが、実際にそのようだ。

 朝日新聞は16日付の記事に「原口一博総務相は代表選で小沢一郎前幹事長の支持を表明した。原口氏は首相が代表選公約で掲げた国家公務員給与の思い切った削減に難色を示していることもあり、首相周辺から交代論が出ていた。」などと書いた。

 毎日新聞も16日付で「原口一博総務相は15日に総務省内で開かれた政務三役会議の冒頭で、退任を覚悟したかのような挨拶をした。各省の政務三役には首相支持の議員が多く、首相が大幅な人事を行いにくいため、小沢氏を支持した政務三役は交代させやすいと見られているからだ。」などと書いた。

 原口は菅の許で働くのが嫌になっているから、小沢を支持したのかも知れない。菅は「挙党一致」「ノーサイド」と強調していたが、どうも嘘だ。

・報道ごっこ
 私が調べた限りでは、原口の解任理由に触れたのは朝日と毎日だけだ。だが両紙とも、小沢支持が解任理由とはっきり書いた訳ではない。他の新聞やテレビは解任理由に言及していないようだ。

 テレビは人事にかなり時間を割いているのに、「次は誰がなるか」ばかりで「どうして辞めさせられるのか」は取り上げない。空疎な報道ごっこだ。大事なことを伝える気がない。

 このような報道ごっこを見せられると、政界の動きが分からないだけではなく、考える力が落ちてしまうと思う。日本人は段々馬鹿になっていく。左翼マスコミはそれを狙っているのだろう。

 片山は鳥取県の知事だったが、今は慶応大学の教授だ。テレビにも出ている。役所の改革については的確な指摘をするが、左翼だからそれ以外については時々とんでもないことを言う。

 民主党は「地方主権」と言うが、地方分権とは違う。地方自治体に権限を大幅に委譲すると左翼が勝手放題なことをするので駄目だ。片山を総務相にしたら「地方主権」を押し進めるだろう。大問題だ。

 枝野について毎日は「参院選大敗の責任を問う声の強い枝野幸男幹事長」と書いたが、今頃参院選の責任を取らせるのはおかしい。枝野は革マル派と関係があると『新潮45』や国民新聞が書いているので、そのためではないかと思う。

 千葉法相、長妻厚労相、小沢環境相も解任されるようだが、長妻と小沢がなぜ解任されるのか分からない。(敬称略)

・参考資料
http://www.asahi.com/politics/update/0916/TKY201009160217.html
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100916ddm005010152000c.html
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2010/09/16/20100916ddm001010060000c.html
 

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