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「欲しい物は中国の物」にどう対抗するか [中国と朝鮮]

【2010年09月29日】-中国のやり方には呆れ果てた。国と国の間で島の領有権を巡って対立するのはよくあることだ。自分の方がぶつかったのに、「ぶつかられた」と責任転嫁をする図々しい人間もいる。だが日本に謝罪と賠償を求めたのには驚いた。ヤクザでもここまで言わないだろう。

 28日には「日本は誠実な対応をして欲しい」と言い出した。違法なことをしていた連中がこんなことを言うのだから、呆れ果てる。

 中国政府に正義の観念は全くないと見える。力でもぎ取ればいいと思っているのだろう。そう考えると、チベットやウイグルを支配しているのも頷ける。「欲しい物は中国の物」という考え方で外交をしている。

 ただし、これは中国政府が外国に対して取るやり方で、個々の中国人はこんなに図々しくない。日本に来ている中国人と何度も話したことがあるが、こんなに勝手なことを言われたことはない。だが日本人に比べたら図々しいことは確かだ。

・日本人の対応
 日本国内では、元々中国の方が悪いのに政府の不手際を責める声の方が強い。仙谷官房長官や検察庁は外務省とも相談せずに釈放を決め、とんでもないが、一番悪いのは中国政府と漁民だ。それを忘れて日本政府ばかり責めるのは的外れだ。

 また、もし船長に実刑を下して刑務所に入れたら、中国も対抗してフジタの社員を刑務所に入れただろう。そうなったら、日本人の怒りは今程度では済まない。大半の日本人が、日本政府にも中国共産党にも怒り狂ったろう。そこまで考えると、今の日本人は船長の釈放に怒り過ぎていると思う。

・違法操業と領土奪取
 また観念的なレベルで怒っているのも問題だ。中国に屈したという感情に囚われていて、これからどんな実害が出るか心配して怒っている訳ではない。

 尖閣諸島の近くでは今でも中国船が違法操業をしているが、それが増えそうだと、石垣島の漁民は心配している。また中国は漁船の保護と監視という名目で漁船監視船を派遣しているが、実効支配を目指しているに違いない。

 船長一人の釈放は小さな問題だ。中国は今までよりも日本領海内の魚を捕り、尖閣諸島を奪い取ろうと画策している。それに対抗するにはどうしたらいいか考えるべきか。
 

・参考資料
読売新聞「尖閣特集」:
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/index.htm

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100924-728653/news/20100927-OYT1T01088.htm

 

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タグ:尖閣諸島
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