英単語の読み方(5)=強音節と弱音節は交互に現れることが多い [英語学]
【2010年10月30日】-前回は4音節以上の英単語には第2アクセントも現れることがあると書きました。ではこの第2アクセントはどの音節に現れやすいでしょうか。
それは第1アクセントより2つ前の音節に現れることが多いのです。その理由を説明しましょう。
第1アクセントは大抵語の終わりの方にあります。英単語では動詞を名詞にした場合、大抵アクセントが後ろに移動します。
28日のエントリーで situation という語を挙げましたが、これは元々 situate [s'itʃueit] という動詞の名詞形です。situate は「置く」据える」という意味です。
situate の語尾に -ion を付けて名詞形にしたら、アクセントは [ei]に移りました。英語では大抵 -ation に第1アクセントがあります。
-ation の二つ前の音節は[i]ですから、法則ではそこに第2アクセントが来るはずで、実際に[s`itʃu'eiʃən]とそうなっています。
英語ではアクセントのある音節とない音節が続くのを嫌うようで、強い音節と弱い音節が交互に現れることが多いのです。だから第2アクセントは、第1アクセントの二つ前の音節に現れすいのです。英語の詩でも、強い音節と弱い音節が交互に来るのが基本のようです。
英単語では、強音節と弱音節が交互に起きやすいと覚えておくと、第2音節の位置は覚えやすくなります。
今までに挙げた語ではどれも、第1アクセントの二つ前の音節に、第2アクセントが来ています。
confidential [k`ənfid'enʃəl],
congratulation [kəngr`ætʃul'eiʃən]
international [`intən'æʃənəl]
でも例外もあります。organization ではと第1アクセントの三つ前の音節に第2アクセントがあって、[`ɔ:gəniz'eiʃən]と発音します。
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