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預貯金が1600兆円もあるのだから、景気回復は簡単だ [*経済]

【2010年12月11日】-不況と言われて久しい。もう20年近い。初めのうちはバブル崩壊のため経済が縮小した。21世紀に入ってからは、本当に不景気になり、5年くらい前からはデフレに陥っている。

 1990年代から政府は公共事業を増発し、日銀は公定歩合を下げて、景気回復を目指してきた。だが失敗した。景気はよくなるどころか悪くなっている。

 製造業など輸出できる業種はある程度潤っているが、国内で売るしかない小売業界は振るわない。小売業では厳しい会社が多いが、ユニクロなど外国(特に中国)で生産して、国内で安く売る企業は業績がいい。

・悪循環
 物が売れないのは、日本人が買い物に費やすカネを減らしているからだ。節約している人もいるが、お金がなくて買えない人もいる。失業したり給料が減ったりすれば、当然買い物に使える金額は減ってしまう。

 会社の業績が悪いから、給料を減らされたり解雇されたりする。そうすると消費に回せるカネは減り、小売業の売上高は落ちる。そうすると更に個人所得が減る。完全に悪循環に陥っている。

 この悪循環を断ち切るのは簡単で、余裕のある人がカネを使えばいい。内部留保のある企業が設備投資をすればいい。

 そうすれば内需は必ず増えて景気はよくなる。そうしなければいつまでも不況が続く。個人や企業が考え方を変えない限り、決して景気は上向かない。

・貯金し過ぎ
 個人の金融資産は1400兆円もあり、企業の内部留保は200兆円もある。日本の GDP は500兆円くらいだから、余裕のある人と企業が50兆円も使えば、景気はぐんとよくなるはずだ。

 支出を増やさないのは、自分のことばかり考えているからだろう。日本全体のことを考えて行動する人が大きく増えるまで、景気はよくならないと思う。

 愛国心のある人は無理をしない範囲で、支出を増やして頂きたい。

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