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誰が朝日新聞の有料記事なんか読むか [*マスコミ]

【2011年01月10日】-インターネットは大抵タダだが、有料のサイトもある。新聞サイトの中では、日経が月額4千円くらいの会員制を始めたことが有名だ。

 朝日新聞は普通の記事は無料で提供しているが、有料の文章も載せている。後者は Astand と言う。「エイ・スタンド」と読むのだろう。まず名称が分かりにくい。

 Astand には「ウェブ新書」「ウェブ・マガジン」「学習教材」の3種がある。

 ウェブ新書は、210円払うと『アエラ』や『週刊朝日』などに載った記事1本をネットで読めるというものだ。『アエラ』は1部380円だから、記事1本のために210円も払う人がいるとは思えない。経営感覚がどうかしている。

 テーマは性が多い。売れ行きが悪いから、下ネタに走っているのだろう。元々コンセプトが無理なのだ。

・マガジン
 「ウェブ・マガジン」には「ウェブ・ロンザ+」「朝日ジュディシアリー」「アサヒ中東マガジン」「ことばマガジン」がある。

 「ウェブ・ロンザ+」は廃刊になった月刊誌『論座』の後継で、ジャンルが「政治・国際」「経済・雇用」「社会・メディア」「科学・環境」と四つある。一つだけ購読すると月額262円だが、四つまとめて購読すると割安になって月額735円だ。

 何とかカネをかき集めようと工夫したのだろうが、紙の月刊誌は800円くらいだから、購読する人はほんの少しだろう。

 去年の7月から「法と経済のジャーナル 朝日ジュディシアリー」も始めた。月額1050円もする。Judiciary は「司法制度」の意だから、「経済」は表さない。和製英語だ。

 「アサヒ中東マガジン」は315円で、「ことばマガジン」は525円だ。「ことばマガジン」の最新号だけは無料で読める。

・言葉
 言葉遣いも駄目で、「朝日ジュディシアリー」などの見出しには「への」「よる」と書いた。

 また「ウェブ・ロンザ+」の説明には、おかしなことを書いた。

「社会の最前線で時代と向き合う専門家、研究者らと朝日新聞の専門記者が、気になるニュースをタイムリーに分かりやすく解説。独自の視点による論考を提起するwebベースの新たな言説の空間です。ほぼ毎日更新される、いわば毎日届く『月刊誌』です。」

 「時代」「向き合う」は駄目だと散々書いたが、全く反省しない。「言説」は難しい表現だから、哲学でもやらないと知らない。

 「毎日届く『月刊誌』」は不思議な言い方だ。毎日届くのなら日刊紙のはずだ。潰れた月刊誌の後継だから、こんなことを言うのだろう。それを知らない人には通じない、宣伝文句からして独りよがりだ。

 商売をうまく成り立たせないのなら、まず客の苦情に真摯に耳を傾けるべきだが、それはしない。独りよがりだから、自分達の考えを押し通そうとする。そこまで指摘しても分からない。つける薬がない。

 駄目な会社は大抵こうだ。苦情を無視して、勝手なことをし続ける。潰れるしかない。

・リンク
http://astand.asahi.com/list/package.html
http://astand.asahi.com/magazine/webronza/intro/index.html
http://astand.asahi.com/magazine/judiciary/ 

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