SSブログ

毎日新聞の名古屋記者も「即戦力」で企んだ [*経済]

【2011年02月20日】-12日、また「即戦力」誤報について調べていたら、毎日新聞の中部版には名古屋本社の記者が1月18日付夕刊の「大卒内定率最低」に独自なことを付け加えていたことが分かった。

 式守克史は愛知学院大学のキャリア・センターに取材して、また「即戦力」を持ち出したので捏造を疑った。

「学生側の大手・安定志向の強さからマッチングが不調に終わるケースも多い。企業側が即戦力を期待し、コミュニケーション能力や応用力の高い人材を求めているのに対し、最近はおとなしい学生が多いことも(内定率の)下落に拍車をかけていると(同大キャリア・センターは)分析している。」

 だがこれは捏造ではないようだ。愛知学院大学に問い合わせたら、キャリア・センターの担当者は「即戦力」という言葉を使って、このようなことを話したからだ。

 だが「コミュニケーション能力」や簿記などの資格を「即戦力」と表現するのは無理がある。元々キャリア・センターが悪いのだが、この文章で「即戦力」を持ち出す必要はない。名古屋の記者やデスクも学生を焦らせたいから、こんなことを書いたに違いない。学生の大手志向を指摘したのはいいが、全体としては問題だ。

 言葉遣いも駄目だ。「から」「ケース」は問題表現だ。「安定志向が強いから」が本来の表現だ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 0

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。