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東京電力は放射能を撒き散らしても、反省せず [東日本大震災とその影響]

【2011年04月03日】-東電アメフト部の主将という人物は「今回の東北地方太平洋沖地震は、耐震強化を上回る大規模地震だったのです。決して甘く想定していたわけではありません」と書いたが、これは完全な言い訳だ。

 「10メートルくらいの津波が来るかも知れない」と言われていたのに、東電は対策を立てなかった。詭弁を弄して「今のままで充分だ」と言い張った。

 3月11日に原発が冷却機能を失ったあと、保安院などが海水を入れて冷やすように求めたのに、注入をためらった。

 また政府は12日午後1時半から第1原発のベント(排気)を何度も求めたのに、東電が実行したのは午前9時だった。

 東電がやれるだけのことをやったとしても、津波は冷却装置を壊し、原発は放射能を出したかも知れない。だが事故のあとの東電の対応は後手後手に回り、被害を大きくした。

 それなのに、こんな言い訳を言ってごまかそうとする。とんでもない。

 なお「東電がベントを拒否した」とはっきり書いたのは、毎日新聞だけかも知れない。 

・参考資料
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110329k0000m010109000c.html

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