過度な自粛は景気を悪化させる [東日本大震災とその影響]
【2011年04月07日】-震災のため自粛ムードが広がっている。宮城や福島の人が辛い生活を送っているから、浮かれる気にならないのは人情として当然だ。関東地方は節電をする必要があるので、イベントなどはやりくにい。
だが自粛が行き過ぎると、景気を悪化させてしまう。震災の前から景気は悪かった。(ここ数年GDPは大きくなっているので、公式には好景気だ。)震災のため、消費も生産も減って今年度GDPが縮小するのは目に見えている。その上自粛をしたら、日本経済には三重の圧力がかかることになる。
それなのに、AC(旧公共広告機構)はコマーシャルでまだ「いらない物は買わないようにしよう」と呼びかけている。買い占めは駄目だが 、もう買い占める人はいないはずだから、この呼びかけは今では有害だ。だが頭が硬いのか悪いのか、まだ流し続けている。
被災者に行き渡るように、医薬品や生活必需品は一遍に買わない方がいいらしいが、贅沢品を買いたい人は遠慮せずに買って欲しい。それが巡り巡って被災者のためにもなる。
読売新聞は4月7日付の社説で、過度な自粛を戒めている。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110406-OYT1T01137.htm
コメント 0