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自販機を敵視する都議会民主党も、現代のお殿様 [東日本大震災とその影響]

【2011年04月16日】-石原知事が愚かなのは前から知っていたが、都議会民主党まで自動販売機を敵視したので驚いた。

 都議会民主党は4月14日、幹事長の大沢昇とエネルギー抑制対策PT座長の酒井大史の名で、東京電力管内の清涼飲料自動販売機は午前10時から午後9時まで冷却機能を止めるように求めた。今夏関東地方では1000万キロワットも電力が不足すると言われているので、87万台もあり、26万キロワット消費する清涼飲料の自動販売機は今よりも節電をすべきだというのだ。

 電力のピークは午後1時から3時頃までのはずだから、午前10時から節電することはないし、午前中から冷やすのをやめたら、飲み物は夕方には温かくなってしまうだろう。全く何を考えているのか分からない。

 他の業界にもこれから節電を求めるのならまだいいが、どうなるか分からない。清涼飲料の自販機は冷却と照明で9割の電力を消費するというから、節約できたとしても23.4万キロワットだけだ。1000万キロワットには遠く及ばない。

 この文書にもあるように、自販機は今までも夏場午後1時から4時まで冷却しなかったから、更に節電を求めるのは不公平だ。

 なぜ石原知事や民主党の都議は、こうも自販機を敵視するのか。それは自販機でジュースなどを買ったことがないし、他の浪費を知らないからではないか。

 事務所と自宅と都庁の間を車で移動するだけの生活で、買い物は秘書や家族がするから、電車もデパートも明るすぎる照明で電気を無駄にしていることを知らないのではないか。車の中から自販機やパチンコ屋を眺めて「電気の無駄だ」と思ってきたから、今回こんなことを言うのではないか。

 喩えて言えば、石原や都議は現代の殿様だ。庶民の生活を知らない殿様がやることは、今も昔も的外れだ。民主主義だから庶民の気持ちで政治を行わなくてはならないが、庶民の生活は知らない。困ったことだ。

・参考資料
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110415k0000m040158000c.html
http://www.togikai-minsyuto.jp/news/post_425.html

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