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立教の先生は『英和活用大辞典』を使って入試問題を作っているようだ [英語教育]

【2011年07月12日】-前のエントリーで『新編 英和活用大辞典』を挙げたが、これは1995年に研究社が出版した。「新編」を冠しているくらいだから旧編があって、それは1958年に出た『研究社英和活用大辞典』だ。こっちは持っている。高校生の時に買った。旧編でもproofを引いたが、constituteを含む例文は載っていなかった。

 立教の問題には次もある。
These games will ( ) the friendship between our two peoples.
イ attach ロ bond ハ cement 二 stick

 「このような試合は私達両国民の友好関係を強めるだろう」の意味だろう。cement the friendshipは新聞や雑誌で何度も見た。「セメントで固めるように強固にする」の意味だろう。

 解答はハだ。東進の模範解答でもそうなっている。だがcementを見ると「セメント」を思い浮かべてしまって、これを選ぶ受験生は少ないと思う。

 ところで1958年の『英和活用大辞典』を引いたら、cement
the friendship between the two peoplesという例文が出ていた。立教の先生はこの辞書を参考にして問題を作ったと見える。1995年の『英和活用大辞典』にこの例文は載っていなかった。

 peopleには「国民」という意味があるが、ちょっと古めかしい。今では大抵nationと言う。古めかしい表現を使ったから、58年の同書を参考にしたという推測が強まる。

 ちなみにcementは名詞の時も動詞の時も、第2音節の「メント」にアクセントがある。発音をしっかり覚えないと、リスニングができない。

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