ヨーロッパ経済の中心はドイツとフランス [海外情勢]
【2011年11月04日】-昨日と今日テレビでG20会議の様子を見ていたら、フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相がひそひそ話をするのを、2度も見た。
EU(European Union、欧州連合)には27もの国が加盟しているが、中心になっているのはフランスとドイツだ。両国の経済規模が大きいからだ。二人だけで話しをするのを見て、それを思い出した。
ドイツとフランスの首脳の考えで、EUの方針が決まることもあるだろう。日本のメディアはいつものようにワイワイ騒いでいるが、肝心なことは言わないようにしている。ギリシャの財政危機の原因も説明しない。
・新しい世界が来るか
ドイツにもフランスにも首相と大統領がいるが、ドイツの大統領は名ばかりで実権は持っていないようだ。フランスの首相に実権はあるが、大統領が任命するので一閣僚と同じ程度だろう。
アメリカには大統領だけ、イギリスには首相だけがいる。同じ肩書きでも権限や働きが違う。それを頭に入れておかないと、外国のニュースがちゃんと理解できない。
ところで、今回のカンヌの会議では看板にフランス語で Nouveau monde, nouvelles idéesと書いている。「ヌボ・モンド、ヌベル・イデ」と読む。初めの形容詞は「ボージョレ・ヌーボー」の後半と同じだが、本当は「ウ」も「オ」も伸ばさない。
意味は英語に訳すと New world, new ideasだ。「新しい世界、新しいアイデア」ということだが、この会議によって新しい世界が生まれるだろうか。
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