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皇位継承問題(中)男系派の主張は思い込み [皇室]

【2011年12月02日に掲載、4日に訂正】-私は小林氏の漫画は読むが、男系論者の文章は最近読まないので、「『カルト』は言い過ぎだ。せめて『イデオロギーに凝り固まっている』とでも言うべきだ。」と思っていた。

 だが昨日のエントリーを書きながら、小堀先生が産経新聞の「正論」欄に11月23日付でお書きになった文章を読んで、小林氏が「カルト」と言いたくなる気持ちが分かった。現実を見ていないのだ。

 小堀先生は、宮内庁長官が10月27日「皇位継承に課題がある」と述べたことを取り上げてから、次のようにお書きになっている。

「皇位継承の安定といふ事については、現在、今上天皇の次代以下の世代に皇位継承権者がお三方居(お)られる。その意味で、皇位の将来は実は安定してをり、謂(い)はば問題がない。」

 今の皇族にいらっしゃる男子は皇太子殿下、秋篠宮殿下、悠仁親王のたった3人だが、それで安定しているというのだ。とんでもない。

 皇太子殿下の世代は秋篠宮殿下もいらっしゃるから大丈夫だが、その次の世代の男子は悠仁親王お一人だ。何かあったら、天皇陛下がいない事態になる。結婚しても、世継ぎが生まれないかも知れない。

 極めて不安定だ。それなのに「安定している」と言うのだから、妄想に近い。

 なお、この小堀先生の小論が産経に載ったのは11月23日付だから、宮内庁長官が女性宮家の創設を内閣に要請する前のことだ。

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