酒井邦秀の英語多読法は間違い [英語教育]
【2011年12月29日】-30年前から英語教師はしっかりした指導ができなかったが、9年前とんでもないことを言う駄目教師が出現した。電気通信大学の酒井邦秀だ。
「英語力を伸ばすのに多読が必要だ。その際、辞書は引かずに、知らない語の意味は前後から推測しろ。」と言ってきた。
確かに一人で英文を読んでいる時に、知らない語を辞書を引いていると、勉強が進まない。
まず辞書を引くのに時間がかかる。
引いても、よく分からないことがある。
知らない単語が多いと、どれも記憶に残らない。
・見当がついてから辞書を引く
だから一人で英文を読んでいる時に、辞書を頻繁に引くのはよくない。あまり引かない方がいい。
だが全く引かなくていいのではない。何度も見て意味の見当がついたら、確かめるために引くべきだ。
こうすると何度も出て来た語は覚える。1日に覚えられる単語は、一つか二つだと思う。
基礎ができている人はこのように勉強して、名詞や動詞を覚えた方がいい。
・勘違いしたら大変
多読はいいのだが、「辞書を引くな」というのはとんでもない。もし推測を間違えて、意味を勘違いして覚えてしまったらどうするのか。
また辞書を引かないと、単語の発音(読み方)も分からない。発音を間違えて覚えると、あとで訂正するのが大変だ。
酒井氏は無責任極まりない。本を6冊も出したのが不思議だ。
だが著作は3年前で途切れている。3冊も出した筑摩書房にも見放されたと見える。
「辞書を引くな」という妄言のために、学生は余計引かなくなってしまったのではないか。(敬称略)
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