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社会の科目が多すぎるから、センター試験は混乱した [教育]

【2012年01月18日に掲載、20日に訂正】-今年のセンター試験では問題が続出した。特に社会で多かった。文科省の役人が、制度をいじくり回してきたからだ。

 まず社会科には10科目もある。地理A、地理B、世界史A 、世界史B、日本史A、日本史B、現代社会、倫理、政治・経済、倫理・政治・経済だ。これだけで複雑だ。

 この10科目が「地理歴史」と「公民」に分かれていて、去年までは両方から1科目ずつしか受験できなかった。例えば日本史Aと日本史Bは組み合わせられないが、世界史Bと政治・経済は取れた。「地理歴史」と「公民」は時間を分けて、60分ずつ行っていた。

 だが今年から、地歴の中でも日本史Bと地理Bなど分野が違う場合は組み合わせられるようにした。そのため両科目の問題冊子を同時に配って、120分で解答することになった。どっちから解くかは受験生が選べる。多くて2科目しか受けられない。

 だが静岡東高校などではまず地歴の冊子を配り、40分経ってから公民の冊子を配った。そのため地歴を選んだ受験生は100分も問題を解くことができた。不公平だ。

 1986年までは日本史、世界史、地理、政治経済、倫理社会の5科目だけで、好きなように組み合わせられた。20年くらい前から日本史や地理をAとBに分けたので、複雑になった。

 制度をいじるのが好きな文科省が、むやみに高校の科目を増やしたから、こんな混乱が起きたのだ。センター試験だけでなく、高校の科目こそ見直すべきだ。根本原因はそこにある。世界史もAとBに分けるのをやめるべきだ。
 

・参考資料
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120117-OYT1T00083.htm
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120117-OYT1T01204.htm?from=y10
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120116/edc12011601230001-n1.htm

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