50年前はワインを「ぶどう酒」と言っていた [*国語]
【2012年05月27日】-名古屋高裁は25日、いわゆる名張毒ぶどう酒事件の再審開始を認めない決定を下した。これは残念なことだが、今日は「ぶどう酒」という言葉について考えてみたい。
「ぶどう酒」は「ワイン」のことだ。この事件は1961年に起きたが、その頃「ワイン」は普及しておらず、「ぶどう酒」と言っていたのだろう。今では「ワイン」が一般的だが、「名張毒ワイン事件」と言い直さず、「毒ぶどう酒事件」と言い続けている訳だ。
固有名詞になると古い表現を使い続けるものだろう。面白い現象だ。
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