iPS報道について読売新聞が反省 [医療]
【2012年10月14日】-iPS細胞に関して症例を捏造した森口尚史(ひさし)は、とうとう嘘をついたと認めた。
一方、新聞は今まで森口の「研究成果」を何度も記事にしてきたので、慌てているようだ。
読売、毎日、日経、朝日の各紙が、森口の記事を載せてきた。読売は今日付の記事で、森口の肩書きを5度も「米ハーバード大研究員」と書いたと反省している。肩書きより内容の真偽の方が大事だが、内容についてはまだ検証している段階なのだろう。
毎日や日経産業新聞は2009年から「C型肝炎治療 iPS細胞活用」「肝がん細胞からiPS細胞」といった見出しで、森口氏の「研究成果」を記事にしてきたそうだ。これも捏造かも知れない。
今回の騒動のため、新聞が本当かどうか確かめずに記事にしてきたことがはっきりした。理系の人間が新聞社には少ないことも一因かも知れない。
朝日の記者だった本多勝一は京大の薬学部を出たが、ルポルタージュや左翼記事を中心に書いてきた。
新聞は今回の件を教訓にして、これからは悪い研究者に騙されなくなるかというと、そんなことはないだろう。数年後にはまた嘘の発表を信じ込んでしまうと思う。
・リンク
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121013-OYT1T01325.htm
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