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-aで終わる欧米人の名は殆ど女子 [英語学]

【2012年12月09日】-イギリスの看護婦さんが自殺したニュースを伝える時、日本テレビなどは字幕に「看護師」とだけ書いたので、男か女かはっきりしない。看護師は女が多いが、男もいるはずだ。

 だがJacintha Saldanha(ジャシンサ・サルダナ)という名を見れば、分かる。ヨーロッパ語では、-aで終わる人名は殆ど女性だからだ。Barbara, Emma, Jessica, Maria, Olivia, Susannaなど女子の名だ。ラテン語では-aで終わる普通名詞も女性だから、それを引きずっているのだろう。-aで終わるが、男子の名もある。

 MariaやMaryは「聖母マリア」に由来するから、ヘブライ語だ。ヘブライ語にも男性名詞と女性名詞の区別があり、女性名詞は-aで終わることが多い。

 苗字のサルダナはイギリス人の姓ではないだろう。

 病院の看護職員には男もいるので、12年くらい前日本の厚生労働省は「看護婦」を「看護師」と改称したが、「看護師」は気持ち悪い。マスコミは無責任なので。「女性看護師」とも言って、もっと奇妙だ。今回のニュースでも殆どのメディアがそう書いた。女性なら「看護婦」と言うべきだ。

 日本には「看護婦」という肩書きの病院職員は正式にはいなくなったが、役所に合わせて「看護師」と言わなくてもいい。刑事裁判では「被告人」と言うのに、勝手に「被告」と略すが、看護師」と言い続ける。また日本で正式名称が変わっても、外国にまで適用する必要はない。両方とも嫌がらせと考えると、納得が行く。

 少年法は、メディアが未成年容疑者の氏名や写真を報じることを禁じているが、日本のメディアは外国で未成年者が事件を起こした時も名や顔も出さない。その国で顔や名を報じていたら、日本で出さなくても何にもならないのに、しつこく隠す。杓子定規だ。

 マスコミの連中は、どういう神経をしているのか。

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