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TOEFL利用を言い出したのは竹中平蔵と三木谷浩史 [英語教育]

【2013年04月20日】-前のエントリーではTOEFLについて一遍に扱ったが、公務員については政府の産業競争力会議で出て、大学については自民党の教育再生実行本部が言い出した。

 政府の産業競争力会議の3月15日の議事要旨を読むと、まず「6日のテーマ別会合で英語教育の抜本的な充実や、公務員試験や大学入試にTOEFLを活用することを話し合った」などとある。そのあと竹中平蔵というアメリカの御用学者が「公務員試験にTOEFLを導入することに前向きなご判断をいただいた」と感謝している。竹中が提案したのだろう。

 同会議にも大学入試が出てくるが、大学入試で活用することを強く打ち出したのは自民党の教育再生実行本部だ。4月4日に提言を発表した。この会議でTOEFL活用を言い出したのは楽天市場社長の三木谷浩史のようで、2月21日「英語ができないため日本企業が内向きになり、世界の流れに逆行している。大学入試にTOEFLを導入すべきだ。」などと主張した。

 竹中がTOEFL活用を言ったのは、日本人のカネをアメリカに貢がせるためだろう。それが竹中の懐にも流れる違いない。

 三木谷は、楽天社員の英語力が低くて困っているのだと思う。日本企業全体のことを心配しているような口振りだが、建前だろう。英語ができないために、海外との取り引きを減らした会社は聞いたことがない。トヨタやホンダは別に「内向き」にならず、外国で車を売っている。

 竹中は自分のカネのため、三木谷は会社のために、学生に英語を勉強させようとしているのだろう。

 TOEFLの入試活用については、国会議員の山谷えり子も強く主張している。ブログに2月22日「大学入試にTOEFLをスタンダードにすれば何度も受験しながら一番良い点を大学に申請でき、日常的に勉強し英語力の向上につながる。新規採用の英語の先生にTOEFL受験を義務づけるのも効果がある。」と書いている。

 教員採用試験の英語科では今でも当然英語を出題しているが、なぜTOEFLも受けさせるのか。TOEFL信仰に陥ったように見える。

 竹中と三木谷は私利私欲で発言しているが。山谷は浅はかなだけだろう。(敬称略)

・参考資料
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/skkkaigi/dai4/gijiyousi.pdf

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130221/stt13022122450008-n1.htm

http://www.yamatani-eriko.com/blog/inf/inf.cgi?cm=1&mode=detail&year=2013&no=994

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