疑惑隠し解散を許すな [政局]
【2014年11月23日】-安倍首相は21日急に衆議院を解散した。10月上旬に内閣を改造したばかりから、突然だ。
選挙の理由として「消費税の引き上げを延期することについて信を問いたい」などと言ったが、本当の目的は疑惑隠しだろう。内閣を改造してから6人くらいの閣僚に疑惑が生じ、二人が辞任した。これほど疑惑の多い内閣は珍しい。
安倍首相は「このままでは支持率は徐々に落ちて、退陣に追い込まれるだろう」と思って、衆院解散に打って出たのだと思う。つまり疑惑隠し解散だ。
なぜかメディアはその点をあまり突かないが、有権者は違和感を感じているようで、支持率は下がった。18日の記者会見で首相が「2017年4月には必ず増税する」と明言したことも、支持率低下の一因に違いない。
この秋の国会では集団的自衛権に関する法律を成立させる予定だったが、話題にも上らなくなった。安倍は色々やり過ぎる。18日の記者会見でも「財政再建と景気回復を同時に実現する」などと話していた。菅官房長官は「安倍内閣は、二兎でなく三兎を追う内閣だ」と話していた。欲張ったら、何も達成できない。
安倍内閣はまだ改悪も目論んでいる。企業の女性管理職を増やそうとしたり、英語学習の開始年齢を小学3年生に早めようとしたりしている。
12月14日の衆院選では自民党の議席を減らして、安倍晋三を辞任に追い込むべきだ。
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