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小泉八雲の孫に会った~「桜ビジョンの会」の講演 [講演]

【2007年08月25日】-この日は桜ビジョンの会の「元気が出る歴史人物講座」に、出かけました。テーマは「小泉八雲~八雲が見た美しい日本 」で、講師は歴史研究家の岡田幹彦氏です。30人くらい集まりました。

 岡田氏は、八雲が見た日本の良さを、1時間半ほど講演しました。以前ご自分が書いた文章を読みながら、講演するという珍しいスタイルでした。

 講演が一通り終わってから、八雲のお孫さんがいらしていたので、その方が10分ほどお話しになりました。感激しました。歴史上有名な人のご子孫には、めったに会えるものではありません。八雲のお孫さんは60代でしょうが、風貌が八雲に似ているそうで、更に感激しました。

 主催者は若い主婦なので、保守系の集会にしては珍しく、聴衆の2割ほどが女の人でしたが、男女ともに年配の人が殆どでした。20代と30代は一人もいなかったでしょう。残念なことです。

 会場は海岸にあるので、窓の下は海で、時々汽笛が聞こえました。実にのんびりした雰囲気でした。講演が終わってから、残っていた10人ほどで写真を撮りました。

 帰りは JR の関内駅まで歩いたのですが、近くに横浜球場があるので、生まれて初めて行ってみました。ロック・バンドのチューブのコンサートがあるようで、背中に Tube と書いた T シャツを着ている人を、多数見かけました。音楽で浮かれる前に、勉強してほしいものです。

 それから新宿に行って、江原啓之さんの講演会場の前まで行きました。チケットはなくて会場には入れないので、江原ファンがどんな人か見るために、会場の前に行ったのです。こちらも平均年齢が高く、悩みを抱えているように見える人が大勢いました。中々忙しい日でした。

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タグ:小泉八雲
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政治の行方 [政局]

 月刊誌の『正論』に8月14日に投稿した文章。載らなかったようです。

 【2007年8月14日】-参議院選挙で大敗したのに、安倍首相は辞任しない。衆議院では与党が3分の2以上を占めているが、参院では民主党が過半数を取ったので、与党は野党に妥協しないと法案は成立しなくなった。厳しい状況なのに、首相は辞任せず、内閣改造も8月27日まで行わないという。こんなことをしていると、自民党は政権を失わないか。
 民主党の小沢代表は、内閣総退陣と衆院解散を求め、政権を取ろうとしている。参議院に法案を提出させて可決し、それを衆議院に送り、政権を揺さぶる戦略を明らかにした。民主党の議員の中には、国政調査権を使って、政府を追い詰めたいと明言する者もいる。また、衆院で可決した法案を採決しないで、店ざらしにする策も取れるようだ。こうやって民主党の攻勢が続いたら、安倍政権は内閣総辞職に追い込まれるだろう。

 そうなった時、与党は議席を減らすに違いない。問題は、どれほど減らすかだ。与党が過半数を確保すれば、今まで通り自民党と公明党が政権を担う。民主党が半数近くを取れば、他の党と連立して、政権を取るだろう。民主党が過半数を上回れば、単独で政権を担う。
 今の日本は、自民党を中心にした政権が続くのか、民主党が政権を取るかの瀬戸際なのだが、その緊迫感がメディアにも国民にもない。民主党は旧社会党の議員が中心だから、左翼政策を実行するはずだ。改憲の流れを止め、中韓に謝罪するだろう。そうなってもいいのか。安倍首相など自民党の幹部には、民主党に政権を渡さないための方策を考えてほしい。


タグ:安倍
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安倍首相は、信念の貫き方を間違えている [政局]

【オーマイニュース 2007年08月08日】-参院選では与党が大敗したのに、安倍首相は責任を取らない。戦後の日本で、こんなことはあったのだろうか。選挙で負けた内閣は、いつも何らか責任を取ってきたはずだ。それなのに、安倍首相は退陣はせず、内閣改造も8月末まで行わないと言う。一体なぜなのか。

 安倍首相は信念を貫く政治家だからだと思う。首相はベストセラーになった『美しい国へ』という本の40ページに、「千万人といえども、我ゆかん」という孟子の言葉を引用しながら、批判を受けても信念を貫き、必要な政策を実行していきたいと書いている。

 信念を貫くのはいいことだ。日本の多くの政治家は信念がないので、マスコミに批判されると、政策を引っ込めてしまいがちだ。安倍氏は拉致問題に長く取り組み、朝日新聞が NHK の従軍慰安婦の番組について同氏を誹謗した時も、ぶれることなく対応した。そんな所を評価して、保守派の言論人も安倍首相に期待を寄せていた。日本政策研究センターは同氏を首相にするために、「立ち上がれ!日本ネットワーク」を作ったほどだ。

 だが安倍首相は5月頃から、信念の貫き方を間違えている。5月30日には衆議院の厚生労働委員会で、年金関連法を5時間だけの審議を経て、強行採決した。6月29日には参院本会議で同じく年金関連法を深夜までかかって、成立させた。首相は翌30日、「国民は、同法の成立を評価してくれると思う」などと誇らしげに述べていたが、この直後内閣支持率は更に落ちた。不当な抵抗に遭った場合は、強い姿勢で法案を成立させることは必要だが、5時間の審議や深夜の採決をいいと思う人は少ない。安倍首相は、信念の貫き方を勘違いしていると思う。

 参院選で与党が敗北したのに退陣を拒否しているのも、このような信念の貫き方から出ているのではないか。また、選挙の敗因は自分が作ったのではないと思っているのかも知れない。「年金記録の不備は何年も前に起きたことだし、事務所費の問題など些細なことだし、マスコミが騒ぎすぎた。憲法改正という難事業を自分の手でなし遂げたい。」と思っているのかも知れない。だがそれは勘違いだ。

 選挙の結果を受け入れないのは、通らない。民主主義は、国民が選挙によって政治家を選び、国民が間接的に政治を行う制度だから、選挙の結果を受け入れないということは、民主政治を否定するような暴挙だ。

 内閣退陣を拒否するのが横暴なのは、理論上だけのことではない。参議院では民主党が過半数を取ったから、民主党の協力を得ないと、法案が成立しない。参院で否決しても、衆院でもう一度可決すれば、法案は成立するが、参院で野党が採決をしないと、店ざらしになって、法案は全く成立しなくなるようだ。そんなことが続いたら、内閣支持率は急落するだろう。

 民主党の小沢一郎代表は、衆院解散を求めており、政権奪取を目指している。首相は8月中に内閣を改造すると言うが、それで民主党が納得するだろうか。安倍首相が辞任するまで、参院で法案を店ざらしにするのではないか。

 国会が長く空転したら、内閣の総辞職と衆院解散は避けられなくなるだろう。自民党は更に信頼を失って、総選挙で議席を減らすだろう。民主党が過半数を取ったら、小沢代表が総理大臣になる。有権者がそこまで民主党に投票するとは限らないが、その可能性はある。

 以前の自民党なら、このような状態になった時、反主流派などが首相を引きずり降ろす工作をしたものだが、今の自民党にそのような様子はない。内閣の総辞職を求める議員もいるが、あまり多くないようだ。自民党はこのままグズグズして、民主党に政権を渡すつもりなのか。民主党が政権を取らないとしても、国会が空転して、国政が停滞してもいいのか。

 マスコミも「安倍首相の後任はいない」と言っているが、無責任な話しだ。麻生太郎・外相や谷垣禎一・元財務相などが、候補としている。マスコミまで、安倍続投を後押しするようなことを言うのだから、信じられない。

 今のままでは、国政が停滞することは確実だし、民主党が政権を取るかも知れない。安倍首相は日本のために、内閣の総辞職を決断してほしい。

 オーマイニュースのサイトで読むのなら、http://www.ohmynews.co.jp/news/20070806/13806 で。


タグ:安倍晋三
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安倍内閣が退陣しないと、民主党が政権を取るのではないか [政局]

【PJ 2007年08月01日】-7月29日の参議院選挙は、与党の大敗、民主党の躍進という結果で終わった。自民党は改選前の64議席から37議席に、公明党は12議席から9議席に減らした。民主党は32議席から60議席に倍増させ、過半数を取った。投票前には、与党が議席を減らすという予測が多く、私もそう思っていたが、ここまでの与党敗北は予想していなかった。

 自民党の敗因を考えてみると、まず不祥事がある。失言をした大臣が2人もいて、その内の1人は辞任した。事務所費などの不正が分かった大臣は3人もいて、その内の1人は辞任し、1人は自殺した。スキャンダルの余りに多い内閣だ。赤坂の議員宿舎は家賃が安すぎるとも、批判された。

 年金記録の不備が明らかになり、マスコミは大きく取り上げた。メディアは住民税などの増税をあまり扱わなかったが、国民の怒りは大きかったようだ。新潟県五泉市では、増税に怒った人が市役所で刃物を振り回し、逮捕される事件も起きた。首相は馬鹿正直なので、7月になってから消費税に言及した。与党の敗因で一番大きいのは、増税ではないか。年金不備や事務所費などより、税金が増えて怒った人が、野党に投票したのではないか。

 また以前は自民党の票集めに協力した地方組織も、崩壊したので、票を減らしたようだ。郵政は民営にするので、協力してくれなかった。土木業界も、そっぽを向いたようだ。小泉前首相は「自民党をぶっ壊す」と公言していたが、地方組織を本当にぶっ壊したらしいのだ。国会議員や党員は、そんな暴論を吐く者を総裁に選んだのだから、責任がある。

 与党は大敗したのに、安倍首相は退陣せずに、続投すると言っている。選挙運動の間、安倍首相は「私を取るか、小沢さんを取るか」などと政権選択を迫るようなことを言っていたのに、負けたら審判を受け入れずに、「続投することが、国民に対する責任だ」などと詭弁のようなことを言っている。もっとも首相は投票の前から、「負けても退陣しない」と話していたようだ。

 安倍首相は著書の『美しい国へ』の40ページに、「千万人といえども、我ゆかん」という孟子の言葉を引きながら、批判を受けても断固として信念を貫くと書いている。そのような考え方は、原則として正しい。戦時中や郵政選挙の時のように、ムードに流される人が多いから、反対に遭っても信念を貫くのは、必要なことだ。そういう気概がないと、左派がメディアを支配している我が国では、たとえば改憲は実現できない。

 だが、安倍内閣は不祥事が多いし、あまり成果を上げていない。教育基本法を改正したり、中国残留日本人孤児の支援を決めたりしたが、拉致問題は進展させていない。選挙で敗退したのだから、安倍首相は潔く辞任すべきだ。それが日本のためだ。

 参院で民主党が過半数を握っているから、与党が衆院で可決した法案も、参院では野党の同意が得られないと、成立しない。また民主党の原口一博議員は30日のテレビで、「過半数を取ったので、国政調査権を発動し、大臣に事務所費の領収書を強制的に出させる」と話していた。法案が成立しない上に、国政調査権で内閣が追い詰められたら、国会は空転してしまう。そうなったら、内閣は退陣しなければならなくなる。国会を混乱させてから総辞職するのではなく、安倍内閣は今すぐ退陣すべきだ。

 今すぐ辞めるのなら、衆議院の解散と総選挙を、しなくても済むだろう。国民も野党も納得するからだ。だが混乱して、自民党が醜態をさらしてから、衆院選挙をすることになると、衆議院でも民主党が過半数を取り、小沢一郎代表が総理大臣になるのではないか。民主党が政権を取って、左翼政策を実行してもいいのだろうか。安倍首相に愛国心があるのなら、内閣の総辞職を決断してほしい。【了】

 ライブドアのサイトで読むのなら、http://news.livedoor.com/article/detail/3252485/ で。


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