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小沢一郎が居座るから、政治は更に混沌とする [政局]

【2009年03月24日、26日改訂】-秘書が起訴されたら、小沢代表は辞任するだろうという報道が多かったし、私もそう書いた。だが、24日大久保秘書が起訴されたが、小沢は代表を辞めなかった。先週あたりから「検察と徹底的に戦う」などと言っている。同日の深夜には記者会見に応じて、やはり続投を表明した。

 小沢は一体何を考えているのか。こんな風に開き直っていて、次の衆院選挙で勝てると思っているのか。

・民主党は自滅するのか
 小沢の辞任を求める民主党の議員が少ないのにも驚いた。24日辞任を求めた議員は5人ほどだったが、25日になってもう少し増えた。それでも殆どが小沢の続投を望んでいる。不思議だ。

 毎日新聞(3月25日付)によると、小沢の下で参院選で圧勝したし、党全体に配慮した人事を行ったので、反対しづらい状況がある。

 政治評論家の伊藤淳夫氏は日刊ゲンダイの3月24日付で、「若手は『小沢でないと勝てない』と思い込み、菅や鳩山は『小沢が辞めると、自分達の責任も生じる』と思っている」と述べた。民主党の議員は有権者の感じ方を全く理解してない。自滅する気なのか。

・地検の思惑
 選挙が近いと言われている中で、東京地検が捜査に踏み切ったことに疑問が出ている。民主党は政権獲得後、行政改革を大々的にやると言っているので、中央官庁全体がそれに反発した、特に検察は、民主党が裁判員制度の中止を決めているので、それに抵抗したかったという見方がある。

 二階大臣の秘書も逮捕されるかも知れないと言われていたが、逃げ切ってしまった。疑惑のある政治家は、捕まるか要職から去るかした方がいいのだが、残念ながら今回の疑惑ではそうならなかった。二階は、地元の和歌山県に江沢民の記念碑を建てようとしたほどの親中派なので、その点からも失脚してほしかった。

 日本には、日本より中国や朝鮮の利益を計ろうとする人間がいる。産経新聞を除くテレビや新聞も左翼なので、一般の日本人は国賊のような議員を見分けることが中々できない。

・与党も野党もダメで、国民は白ける
 小沢が辞任しないと、民主党の支持率は落ちるだろう。だから、自民党は小沢続投を喜んでいる。「党首に疑惑がある方が攻めやすい」というのだ。

 小沢がこのまま居座れば、麻生政権の支持率も低いから、国民は白けた気分で衆院選を迎えることになる。「自民もダメだが、民主もダメで、どっちの方がマシか」と考えながら、投票することになってしまう。民主政権が遠のくのは保守派にとって嬉しいことだが、余りにお粗末だ。日本の政治はよくなるどころか、悪化の一途を辿っている。

 このままでは投票率は低くなるだろう。そうすると、公明党や共産党など後援組織の強い政党が有利になるから、浮動票に頼る自民党は不利だ。民主党も伸びなくて、最終的にはまた自公政権になるかも知れない。選挙を経ても、国民の政治に対する気持ちは、すっきりせず、政治は混沌としてしまう。

 だが、共同通信が3月25日と26日に行った世論調査では、66%の人が小沢の辞任を求めたので、小沢はこれから辞任するかも知れない。(敬称略)

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