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小沢は2ヶ月前から辞任するつもりだった。皮相報道に呆れる。 [政治家]

【2009年05月11日】-民主党の小沢一郎代表は5月11日、代表(党首)を辞任すると表明した。3月3日に秘書が逮捕されてから、「どうして辞めないのか」「いつ辞めるのか」と散々言われてきたが、やっと辞任する訳だ。これで政治状況が一歩進むことになる。

 だがこれの報道には呆れた。テレビは11日の午後3時過ぎ、小沢が民主党の幹部数人に辞意を伝え、午後5時から記者会見に応じると速報した。「小沢は続投を表明していたが、最近辞任を求める声が強くなってきたので、辞めることにした」などと言った。NHK ではわざわざ記者がスタジオに来たが、同じようなことしか言わなかった。

 小沢は秘書が起訴されてから、「選挙の直前に辞めると、民主党の人気を一番高められ、勝利につながるだろう」と辞任の時機を見計らってきたそうだ。日刊ゲンダイなどはそう書いていた。NHK の記者も知っているはずだ。だが表面的なことしか言わない。テレビ局は日本人にわざと真相を知らせないように企んでいるはずだ。

・新聞も駄目
 午後5時過ぎインターネットで新聞を見たら、新聞記事も皮相なので驚いた。産経や毎日は「次期衆院選を控え、代表にとどまれば、選挙戦に悪影響を与えると判断したものとみられる。」と書いただけで、選挙の直前を狙った策略には触れなかった。

 朝日は「小沢は幹部に電話して、『政権交代できる体制を作る必要がある。これは投げ出すのではなく戦うための選択だ』と辞意を伝えた。」と書いて、詳しいが不充分だ。

 読売や東京は「選挙の顔であった同氏の辞任は民主党にとって大きな打撃になる」などと書いた。反対だ。小沢が辞めたら、新しい代表を選んで支持率を上げられるのだ。不勉強で無責任だから、全く正反対のことを書いた。

・解散総選挙が近いか
 毎日新聞の11日付の記事によると、菅直人は10日テレビ番組で、「代表は選挙の1ヶ月半前までには、進退を決める必要がある」と述べたが、菅や小沢は「2ヶ月以内に衆院解散がある」と読んでいるのではないか。

 7月の都議会選挙の前後に衆院選を行うと、創価学会が対応できないので公明党は反対しているが、麻生首相は最近、「7月に解散するかも知れない」などと語ったので、民主党の幹部は7月の解散を見込んでいるのだろう。

 上に引用したニュースからは、党の内外で批判が高まってきたから小沢は辞任するとしか理解できない。最近、小沢の進退に関する報道は特になかったから、こんな報道に接すると狐につままれたような気持ちになる。

 本当のことを隠しているから、やもやした感情が残る。マスコミは日本人に本当のことを知らせずに馬鹿を増やそうとしているし、ストレスも与えて暴動を起こさせたいのだろう。

 深夜のテレビや明日の新聞では、深いことが出るかも知れないので、次回はそれを論評したい。

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