大袈裟報道を跳ね除けよう [*マスコミ]
【2009年07月20日】-今日は祝日だから、官房長官などの記者会見はなく、政治のニュースは少ない。だが、明日自民党は両院議員懇談会を開き、首相は衆議院を解散するから、マスコミは大騒ぎするだろう。
メディアが出来事を大袈裟に取り上げ騒いでも、一般国民は表面的な報道に踊らされずに、事の本質を見失うことのないようにしたい。
政治家にとって大事なことはイメージや一時的な評判でなく、志、政策、実行力、それに熱意だ。それを見抜く必要がある。
小池百合子さんがエジプトに留学した理由 [政治家]
【2009年07月20日】-昨日のエントリーで小池百合子さんに触れたので、今日も小池さんのことを書く。
小池さんの略歴を見ると、「昭和46年9月、関西学院大学 社会学部中退、昭和51年10月、カイロ大学 文学部社会学科卒業」などと書いてあって、ずっと不思議に思っていた。なぜ日本の大学を中退して、エジプトに留学したのか分からないからだ。
たまたま女史のウェブ・サイトを見たら、その理由が書いてあった。『日経ウーマン』に執筆したものを転載して、「高校の時は英語が得意で将来生かしたいと思っていたが、アポロ中継の同時通訳を見て自信を失った。英語を極めるか、他の外国語をやるか考えた。フランス語やドイツ語は勉強する人が多いから、全く別の言語を探した。自宅にあった『中東・北アフリカ年鑑』にアラビア語のことが載っていたので、アラビア語にした。」などと書いてあった。
お母さんは留学に反対するどころか「卒業するまで帰ってくるな」と応援したそうだから、びっくりだ。アメリカやフランスに留学するのならまだしも、40年近く前エジプトに留学するのは大胆だ。関西学院に入る前からアラビア語を勉強するつもりだったから、1年の途中で退学した訳だ。
だが日本でもアラビア語は勉強できる。その頃はまだ大阪外語大にアラビア語学科はなかったのだろうか。学科はなくても、選択科目としては勉強できたと思う。
お父さんは子供に国際情勢をよく話していたという。ご両親の育て方が大胆だから、小池さんも豪胆な人柄になったのだろう。
他の点でもおもしろ文章なので、興味のある方は次のリンクでその文章をご覧になるといい。
http://www.yuriko.or.jp/column/column2008/col08nikkeiwoman1.shtml