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神社に参拝する時の作法 [神道とスピリチュアリズム]

【2009年08月21日】-靖国神社に参拝した時に、意外と作法を守らない人が多かったので、今回は神社にお参りする時に気をつけるべきことを書きます。私が完全にやっている訳ではありません。疲れている時は略します。緊張していると忘れます。

 作法を守らないと、神様は人間の願い事をちゃんと聞いてくれないと思います。靖国神社のように慰霊のための神社でも、同じようにした方がいいでしょう。(靖国では願を掛けない方がいいと思います。死んで数十年の霊に、何かをする力はないはずです。)

・参道の中央は歩かない
 神社の境内に足を踏み入れる時は、裏口などからではなく鳥居のある入り口から入りましょう。鳥居には、人を浄化する作用があるそうです。また、鳥居をくぐる時は会釈をして下さい。

 それから社殿に向かいますが、参道の真ん中を歩いてはいけません。そこは正中(せいちゅう)と言って神様が通る所だから、人間は歩いてはいけないのです。このことを知らず真ん中を堂々と歩く人が多いので、困ります。横切る必要がある時は、会釈をしながら横切って構いません。

 それから、手水舎(てみずや)で手を洗います。できれば口も清めて下さい。

 次に社殿の前まで歩きます。はやり参道の中央は駄目です。大きな神社で社殿は、本殿と拝殿に分かれています。ご神体を収める本殿は奥にあり、参拝は拝殿の前でします。靖国神社でも本殿と拝殿に分かれています。

 拝殿の前では、真ん中に立っても構いません。まず賽銭箱にお金を入れます。ここでは投げないようにして下さい。投げては失礼です。人間に向かっても投げません。それから鈴がある場合は、鈴を鳴らします。

・2礼2拍手1礼
 やっと礼拝です。2度お辞儀をして、2度柏手(かしわで)を打ってから、お願いをします。初めて参拝する神社では、自己紹介をしましょう。また神様の名前を挙げて、呼びかけた方がいいと思います。たとえば、「こちらの天照大神には、初めてお目にかかります。私は昭和~年~月~日生まれで、~に住んでいる~と申す者です。」などと言ってから、お願いをするのです。単に「こうして下さい」と頼むのは、よくありません。

 神様の名を把握しないで、参拝する人が多いので困ります。誰かに何かを頼む時、名前も知らないでお願いしますか。ある神社の本殿には素戔嗚尊(すさののの・みこと)と稲田姫命(いなだひめの・みこと)を祀っているのに、「天照大神、天照大神」と何回も唱えている人達がいました。神様も苦笑していたでしょう。神名を間違えては、真剣に願い事を訊いてはくれないはずです。(神名を挙げるといいというのは、私の独創です。)

 礼拝の最後には、もう1度お辞儀をします。柏手を2回打つ人は多いのですが、その前と後にお辞儀をする人は、あまり見かけません。

 神様というと特殊なものと考えがちですが、人間の偉い人と思えばいいのです。人に初めて会ったら自己紹介をします。偉い人にお金を放り投げることもしません。「何でも分かってくれるから、これでいいだろう」と甘えもしません。神を特殊なものと捉えず、人間の偉い人とでも思えば、自然にちゃんとした所作ができるはずです。

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