手相を見れば、神や霊は否定し切れない [神道とスピリチュアリズム]
【2009年08月23日】-神や霊がいることは簡単には説明できない。普通の人には見えないし、触ることもできない。こういう話題を深追いするとオカルト好きと思われて、信用を失うかも知れないが、明日にでも書くように大事なことなので、今回取り上げる。
神と人間の霊魂は似ているが、別の物のようだ。だが今回は区別せずに話を進める。
ヨーロッパでは哲学者が、神の存在することを証明しようとしたが、無神論者はそれを読んでも信じないだろう。言葉だけで論証しようとしても難しい。霊が見えない者は、神秘体験をしないと信じられないだろう。
大抵の人は、軽い神秘体験をしたことがあると思う。正夢や虫の知らせなどだ。だが的中率は低いし、夢や予感が当たったとしても、霊がいることの証明にはならない。だが、理性では捉えられない神秘があることは確実だ。夢や予感が8割くらいの確率で当たれば、超能力を信じる人はもっと多いはずだが、そんなに高い割合では当たらない。
一般論としては「神や霊などある訳がない」と断言する人も、肉親が亡くなったら「あの世に行って、どうしているか」などと言うことがある。霊魂を全く信じていない人は、少ないと思う。
神や霊をオカルトと言う人もいるが、UFO や宇宙人とは違う。霊魂や霊界は世界中の宗教が認めている。
・手相は科学で説明できない
無神論者は「科学では説明できないから信じない」などと言う。だがそんな人達も皆、合理的思考では理解できない神秘を持っている。手相だ。
優れた占い師に見てもらうと、手相占いはよく当たる。性格や大きな出来事を言い当てられる。実に不思議だ。手の平には人の運命が描いてある訳だ。手相だけで霊を信じる人はいないだろうが、この世には近代合理主義に反することがあることは確かだ。
自然科学では説明できないことがあることを納得したら、霊や霊界に関するマジメな本を読んでみるといい。怖がらせることを目的にしている本は駄目だ。
マジメな本としては、戦前出た『小桜姫物語』をお薦めする。小桜姫は戦国時代、鎌倉近辺に暮らしていた三浦荒次郎の奥方で、昭和の初め霊界の様子をこの世に伝えてきた。これはその記録だ。
深い内容だから作り話とは思えない。霊が本当に通信を送ってきたのなら、霊や霊界を信じる根拠は増える。復刻版なので旧字旧仮名遣いで、古文が苦手の人には読みにくい。
この本を読んだだけで、信じなかった人が急に信じるとは思わない。他にも書籍をひもとき、自分の頭で考えてみてほしい。
幾ら本を読んで考えても、信じられない人の方が多いだろう。はっきりした神秘体験をしないと、信じられないと思う。私は霊や神は感じたことがあるので信じているが、霊界については体験がないので半信半疑だ。
急いで結論を出す必要はないので、ゆっくり考えればいい。普通の人には死んでからでないと、はっきりしない。最終決着は死後でいいが、全く信じていないと弊害が起きる。それは次回取り上げたい。
『小桜姫物語』はインターネットでも読める。
http://www.books.x0.com/kozakura/