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悲しい哉、自民党は自滅の道を選んだようだ [政局]

【2009年09月19日】-昨日18日、テレ朝系列の『情報ステーション』を見ていて、驚いた。自民党の総裁選挙について、「森喜朗などが裏取り引きをして福田を首相にした。同じやり方で今度は谷垣禎一を総裁にしようとしている。」という趣旨のことを言った。日刊ゲンダイで裏時引きは知っていたし、9月8日付のエントリーにもそう書いたが、テレビが明言したので、びっくりした訳だ。

 今回の自民党の総裁選挙には、谷垣、河野太郎、西村康稔の3人が立候補している。谷垣は64歳で、他の二人は46歳だ。

 『情報ステーション』は主に河野太郎が記者会見で述べたことをつないで、今回も森など長老が談合で谷垣を総裁にしようとしていること、河野が当選しないように西村を立候補させたことを暴露した。

 河野は「何人かの派閥の領袖が私の推薦人に『河野の推薦人には絶対なるな』と電話をかけてきた。まったく懲りてない。こんな体質が自民党の信頼を落として、総選挙で負けたのではないか。」などとも話した。領袖のお陰で総裁になると、領袖の顔色を窺うことになり、思い切ったことができない。

 『情報ステーション』が裏取り引きをはっきり言ったのは、自民党が下野したからだろう。与党の時は真相を明言して怒らせると、取材に応じてくれないが、野党は大した情報を持っていないので取材を拒否されても、あまり支障がない。それで真相を暴露したのだと思う。

・新聞は隠した
 産経新聞は、3人が記者会見で述べたことを2本の記事にまとめたが、森らの暗躍には全く触れなかった。無責任だ。3人の政策論争を詳しく書いた点は評価できる。

 「『国民の目線』の観点なく低調 自民党総裁選」という記事には「総裁選でも派閥領袖級が裏で動いていたとされている」「河野氏の陣営は『町村派が(総裁選に)圧力をかけた』と派閥の介入に不満を隠さない」「河野が森に関して『そろそろ出処進退をお考えになるべき時だ』と語った」などと書いた。これでは森らが話し合いで谷垣の当選を決めたことは分からない。

 毎日新聞はもっと隠した。19日付の「自民総裁選 若手分断で『異端児』つぶし」に「歯に衣着せぬ物言いは河野氏の持ち味だが、妥協を許さない姿勢のため党内で異端児扱いをされてきた。それがベテランの谷垣氏に対抗し、世代交代を求める中堅議員一人にまとまれなかった一因でもある。河野推薦人の山本一太は『党の内部に河野を勝たせちゃいけないというムードがあって、若手を分断する作戦で(西村を)出してきたという見方もある』と語る。」などと書いた。選挙が公正でないことは分かるが、領袖が暗躍したことは全く分からない。若手が二人立ったのは河野のせいでもあるというのだから、悪人をかばった訳だ。

 また記者会見の要旨は簡略だし、『情報ステーション』が引用した重要箇所は省略した。自民党に遠慮したのだ。

 19日付の社説もこの件を扱ったが、「谷垣氏の擁立には派閥トップや長老議員の後押しも指摘される。ただでさえ崩壊寸前の派閥主導と決別する覚悟を示すことが必要だろう。」と、裏取り引きをほのめかしただけだ。真相が書いていないなら、文章として詰まらない。部数が落ちて当然だ。

・自民党の体質
 このような異常な総裁選挙が続くのは、第1に森喜朗ら長老が悪い。実行者だから当然だ。

 次に責任があるのは、自民党員だ。真相を勉強して適切な投票をしなければならないが、勉強していないようだ。

 マスコミにも責任がある。メディアが真相を伝えれば、党員が怒って裏取り引きをやめるよう要求したり、長老が当選させたがっている候補者に入れないようにするはずだ。そうすれば、長老も反省するだろう。だが一部のメディアは真相を伝えても、他はわざと隠したりお茶を濁したりする。

 3者の責任により、また駄目な議員が自民党の総裁になりそうだ。大敗しても反省しないのだから、つける薬がない。次の選挙でもボロ負けして、消えてしまうかも知れない。

・引用記事
http://m-atomi.blog.so-net.ne.jp/archive/20090908

 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090919/stt0909192013010-n1.htm
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090918/stt0909182001023-n1.htm
 
 
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919ddm002010121000c.html
 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919ddm005010032000c.html
 http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090919ddm005070007000c.html


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『オーラの泉』は今夜が最終回 [神道とスピリチュアリズム]

【2009年09月19日】-4年半前からテレビ朝日系列で放送してきた『オーラの泉』は、今夜で終わります。江原ファンにとっては大きな出来事でしょう。多分今年に入ってからは月に1回の放送になってしまいましたが、全くなくなると寂しいはずです。

 江原啓之さんはフジ系列のワイド・ショーにも出ていましたが、心霊の企画は『あるある辞典』の不祥事で潰れた制作プロダクションが作っていたそうで、その番組では心霊の企画をやらなくなってしまいました。分かり合ったスタッフとでないと、心霊の企画は作れないようです。

 『オーラの泉』は午後7時からの放送なので、見たい人は急いで見て下さい。

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