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死刑になりたくて人を殺した金川真大などを、処刑してもいいか(下) [*事件や事故]

【2009年12月03日】-金川被告人の供述内容を聞いた時、「こんな人間は初めてだ」と思ったが、以前から死刑を望んで人を殺した人間はいたようだ。

 朝日新聞は去年の5月10日付で、「『死刑になりたい』無差別犯罪なぜ」と題する記事を載せ、そこにそんな事例を並べたらしい。mie さんのブログから引用させてもらう。

●2001年6月 大阪池田小の児童8人殺害事件。「エリート校の子供をたくさん殺せば確実に死刑になると思った」(37歳男)

●2002年8月 山口県宇部市で児童3人を刃物で襲った事件。「殺人を犯して死刑になれば死ねると思った」(26歳女)

●2004年5月 金沢市で金づちで姉妹を殴打した殺人未遂事件。「生きていても仕方がない。人を殺して死刑にしてもらおう」(15歳少年)

●2006年3月 川崎市のマンションから小3男児を投げ落とした殺害事件。「人を殺して死刑になりたかった」(41歳男)

●2007年9月 広島平和記念公園で男性を刺殺した事件。「死刑になりたい」(63歳男)

●2008年2月 新宿の神社のトイレでタクシー運転手を金づちで殴打した殺人未遂事件。同上。(31歳男)

●2008年3月 茨城の JR 荒川沖駅で8人殺傷事件。「自殺するのは痛いから嫌だった。数人殺せば死刑になれると思った」(24歳男)

●2008年4月 鹿児島県でタクシー運転手を殺害した事件。「人を殺して死刑になりたかった」(19歳の自衛官)

・資料
 
http://bookend.blog.so-net.ne.jp/2008-05-10
 http://oreteki2.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_8ebe.html

・死刑にしたら、同類がまた人を殺す
 どうして死にたいのか。どうして死刑を望むのか。外国で死刑になりたくて人を殺したとは、聞いたことがない。アメリカでは乱射事件が時々起きるが、犯人は銃を撃ち続けた後、最後に自殺することが多い。日本は恐ろしい国になった。

 殺人を何とも思わない勝手な人間でも、死刑は嫌がってきた。それなのに、死刑になるために人を殺す人間が出現したのだ。「人を殺してみたくなった」という理由で、殺人をする人間も時々現れる。

 大事件を起こせば、名前がメディアに出て恥をかくことになる。家族や親戚には迷惑をかける。友達は驚かせる。そんなことを考えないのも不思議だ。

 普通に裁判をすると、金川のような人間は死刑になるが、死刑にしてはいけない。連中の企みに乗せられることになる。死刑になりたい連中が、また人を殺すはずだ。

 検察は死刑を求刑せず、裁判官は無期懲役の判決を下した方がいい。だが、検察は金川の裁判で11月16日、死刑を求刑した。裁判官も浅はかだと、死刑判決が出てしまう。そうしたらまた類似の事件が起きるだろう。それでいいのか。

・終身刑の創設
 解決策は終身刑を創設することだ。今の無期懲役は無期と言いながら、死ぬまで拘禁するわけではない。10年服役すれば仮釈放が認められる。30年くらいで出所する者もかなりいる。死ぬまで服役する者もいるが、全員ではない。

 釈放するとまたやるはずだから、死ぬまで必ず刑務所に入れておく終身刑を導入するしかない。

 早く法律を改正して終身刑を創設しないと、また馬鹿者が人を殺すはずだが、メディアも政治家も考えていない。

・マスコミはまじめにやれ
 報道の仕方にも問題がある。

 大事件が起きると、起きたことは大袈裟に取り上げるが、動機はあまり言わない。死刑願望者が人を殺した事件は上に書いただけでも8件もあるのに、動機には殆ど触れない。

 また被害者が亡くなると扱いが大きいが、怪我の場合は小さいのも問題だ。たとえ怪我でも動機が異常なのだから、詳しく扱うべきだ。左翼マスコミだからまじめに取り組まないのは当然だが、問題だ。

・資料
 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%87%B2%E5%BD%B9#.E7.84.A1.E6.9C.9F.E6.87.B2.E5.BD.B9

 http://www.moj.go.jp/HOGO/hogo20-1.pdf

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