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無期懲役囚は、仮釈放されるより獄死する方が多い [*事件や事故]

【2009年12月05日】-前回のエントリーでは終身刑の必要性を論じ、無期懲役の実態にも触れた。

 マス・メディアはよく「無期懲役に処せられても、平均して25年くらいで出所する」と言うから、長くても30年くらいで殆どの服役囚が刑務所を出ると思っていた。

 だが調べてみたら、死ぬまで釈放されない者もいることが分かった。前回も参照した法務省の資料によると、平成10年から19年の間に仮釈放された者は79人で、死亡者は120人だ。刑務所の中で死ぬ者の方が多いのだ。意外な事実だ。

 メディアで、「無期懲役囚が獄死する」とは聞いたことがない。今回インターネットで調べてみたら、朝日新聞が2002年1月8日付で載せた「無期懲役刑 検察が仮釈放『制限』」という記事が見つかったが、この記事も獄死には触れていない。

 1989年から2000年までに仮釈放された受刑者の人数は詳しく書いたが、獄死した人数は全く書いていない。わざと隠したのだろう。

・朝日の作為報道
 「『やり方次第では事実上の終身刑になる』との声も出ている」と、釈放するのが当然であるかのようなことを書いた。無期懲役なのだから、本来は死ぬまで入れておくはずだ。共産新聞は犯罪者を野に放って、罪を犯させたいのだろう。

 「声も出ている」は第三者の意見のように読めるが、きっと担当した記者やデスクの意見だ。

 また「これまでは意見を聴かれても、事件の捜査や公判を担当した検事が異動などで地検におらず、『お任せするというケースが少なくなかった』(検察関係者)という」ともあるが、「お任せする」が不自然なので捏造だと思う。

 「ケース」「少なくない」という問題表現をつなげて書いた点も駄目だ。朝日は言葉遣いも直さずに政治運動を続けてきたから、数年前から赤字を出して潰れかかっている。

 無期懲役についても、メディアが意図的に不正確な報道をしていることが分かった。日本を守るのは至難の業だ。

・資料
 
http://www.moj.go.jp/HOGO/hogo20-1.pdf
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1421686324
 http://www.jca.apc.org/cpr/2002/kensatu.html

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