SSブログ

報道機関は「電車の人身事故は飛び込み自殺」とはっきり言え [*事件や事故]

【2009年12月13日】-数年前から都内の電車では毎日のように人身事故が起きて、運行が遅れる。人身事故は普通、人が死んだりケガをしたりする事故のことだ。

 だから本来は誰かが電車に接触したり線路に落ちたりして起きた事故を指すはずだが、実際には殆どの場合飛び込み自殺のようだ。だが鉄道会社も報道機関も、「人身事故」とごまかす。

 鉄道会社はイメージを悪くしたくないから婉曲表現を使うのだろうが、報道機関が事実をはっきり言わなくてどうするのか。

 今日また正午過ぎ、東京メトロ銀座線の上野駅で飛び込み自殺があった。産経新聞は「渋谷発浅草行きの電車(6両編成)が入線中、60代の男性がホームから線路上に飛び込んだ」とはっきり書いた。

 だが、毎日新聞は「60歳くらいの男性が線路内に立ち入り、渋谷発浅草行きの電車にはねられた」と書いた。「立ち入る」では間違えて線路に入ったかのようだ。事実を隠したのだ。

 そうは言っても毎日新聞もいい方で、グーグル・ニュースで検索した限りでは、この事故を取り上げたのは産経と毎日だけだった。他社は無視したようだ。メディアがごまかしたり無視したりすれば、鉄道会社も役所も本気になって対策を考えない。

 飛び込み自殺のために都心の電車が数十分止まれば、数十万人が影響を受ける。それが毎日のようにあるから、年間では膨大な時間を無駄にする。だが、ホームで待たされている人たちは皆、暢気(のんき)な顔をしているから不思議だ。

・外国メディアが取り上げ、国内メディアは無視
 AP 通信は11月17日付で「山の手線が自殺予防のためにホームに青色のLED を取り付けた」と書いたが、日本の報道機関は取り上げていないようだ。中国語はちゃんと読めないが、「今日新聞」も18日付で、LED 設置を取り上げたようだ。

 日本の大事なことを日本のメディアは無視して、外国メディアが取り上げるのはどういう訳だ。このままでは日本がよくなる見込みはない。社会問題は増える一方だ。

 なお、今日上野駅で線路に飛び降りた人はケガはしたが、命に別状はないそうだ。飛び込み自殺は特に人に迷惑をかけるので、やめて欲しい。

・引用文献
 産経 :
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/091213/dst0912131335002-n1.htm

 毎日 : http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091213k0000e040021000c.html

 AP : http://www.japantoday.com/category/lifestyle/view/more-tokyo-train-stations-start-using-lights-to-stem-suicides 

 今日新聞 : http://www.nownews.com/2009/11/18/91-2534449.htm

ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。